Saturday, June 26, 2004

Sony Takes Hollywood...Again?


イラク戦争以上に気になるニュースがある。それはここ数週間、映画業界をソワソワさせているニュースだ。89年というから15年前、日本の企業Sony がColumbia Pictures Entertainment社を34億㌦(当時約4,000億円)で買収、当時の米人幹部は「日本企業が買収したからって、『Godzilla』を作るつ もりはない」と言っていたのが、今となっては笑える。しかしあれから15年目の今年、Sonyはもう一個を買おうとしている。今回のSonyのWish Listは15年来の獲物MGM。買収金額も50億㌦(約5,500億円)と破格で、投資顧問会社2社との共同買いだ。現在交渉は難航しているが、関係者 によると締結は時間の問題と言われている。MGMはUnited Artists, Orion, Samuel Goldwyn等、複数の配給会社を子会社に持ち、資産としては4,200本以上の劇場用映画・TV番組をライブラリーとして持っている。これは1作品辺 り1億円以上。これを高いと見るか安いと見るかは、買収後のSonyの運用次第だ。過去の作品では『Rocky』『Pink Panther』『007』等のお馴染みのシリーズがある。と言うか、それだけだ。後の4,000本以上の作品は正直、減価償却し終わって、くたびれたも のばかりだ。これをSonyはリサイクルして新世代DVDに応用しようって魂胆。Hollywoodでは『Titanic』の様に、1作品で3,000億 円を産み出す作品もあれば、Square社製作『Final Fantasy: The Movie』の様に、10年かかっても返済出来ない作品もある。映画はミズモノ、博打と言われるが、ギャンブルにもルールがある。このルールを知ってい る、あるいはコントロール出来る人間はハリウッドに10名しかいない。後の十数万人は彼らの周りで蹂躙されているだけだ。勿論、Sony幹部は未だ蹂躙さ れる側の端くれに過ぎない。書いちゃいましたよ、今日も。今晩書いたのは8㌻近く。合算60㌻を超えた。しかしだ、素直に喜べないのが正直。だって全部プロットだけ。思いつくまま書 き連ね、既に60㌻分。根幹となるストーリーが...。いいんですこれで。ストーリーはこれから。多分、来月中には決着が付くでしょう。Cross My Fingers。

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