Monday, June 28, 2004

Yo, Greg, What's The Asian-American Culture?


快調、快調、今日も3㌻出来て、合算66㌻?我ながらよくやった!映画には長篇、短編とあるけど、米アカデミー賞の規定によると、長篇は70分以上のモ ノを言う。俺の場合、現在のところ残念ながら”長篇ゾーン”には達してない。このまま行くと”短編扱い”だな。ビデオ会社の場合、最低90分前後ないと困 るらしい。何でかよく分らないけど。俺の今書いてる脚本の場合、恐らく100㌻前後になる。と言う事はスクリーンタイムが1㌻1分で計算すると、100 分前後の作品になるわけだ。俺のは基本的に長い映画、特に2時間以上の映画は嫌い。短ければ、短い程いい。勿論、長い映画でも好きなものもある。『The Right Stuff』『Malcolm X』『The Last Emperor』『Schindler's List』等、いずれも3時間でないと描き切れない題材を扱ったものだ。じゃあ、俺のはと言うと、そんな大それたモンじゃない。都内に住む、外人女3人の 話。それだけ。90分あれば余裕かな。とにかく最近、切りたがらない監督の多い事。最近、Los Angelesの知り合いが監督した映画を観た。尺は90分。しかし観終わった後、『Lord of the Rings』を観たような徒労感がけが残った。2時間半の映画でも、90分以下に思える作品もある。で、知合いの映画は、売れたのかと言うと、配給会社は 見向きもしないらしい。結局、ShowtimeというケーブルTVの会社が深夜枠で買ったらしいんだけど、どこ迄本当やら。俺はそいつに率直に言ったね。 「長げえよ」。そしたら「これでも90分だぜ」と。信じられなかったね。俺には3時間に感じた。要するに面白くなかったって事を言いたいわけだ。 「John Cassavetesを意識して作った」と言う。どこが?俺もCassavetesはそんな好きな監督じゃないが、尊敬はしてる。何故か俺の周りの、しか も多くのアジア系アメリカ人監督は、いつもCassavetesを引き合いに出す。何が凄いのか俺には不明。とにかく「これはオマージュ」だと言い張る。 「Cassavetesは存命中は評価されなかった」とも。「だから?お前のも、後で評価されるの?お前いつからCassavetesになったの?」。俺 は思うに、アジア系米人監督は映画を作るべきじゃないね。っていうか、才能ある奴がいるか他に?Wayne Wang?あいつはアジア人で、アジア系じゃない。これまで数多くのアジア系が出たけど、一発で消えてる。今ドイツでParamountで来年公開の70 億円アクション映画『Aeon Flux』って撮影してるけど、監督は草間さんっていう日系米人女性。『Girlfight』って1億円の低予算映画を作って、映画祭で好評を得た。で、 次回作が70億円映画。どこのバカがそんなギャンブルしたいんだよ。俺は思うに、彼女も消えるね。10年前の別の日系女性が監督、工藤夕貴主演の 『Picture Bride』を思い出すよ。今、彼女はどこで何をしてるんだろう?関係ないが、『呪怨』の清水崇と『リング』の中田秀夫がアメリカ資本でそれぞれ監督し た。今や中田のギャラは1億円らしい。でだ。結局、北米で話題になってるアジアものってアジアから来た映画ばっかだろ?”アジア系”と言われる北米で育っ た人間が作った商業文化って何よ?これを何人かのアジア系に訊いてみたら、誰も答えられない。糾弾するつもりは全くない。彼らは白人文化や黒人文化に染 まっちまった人種だから、文化的アイデンティティを持たない。つーか持つ機会がない。長いからこの辺で今日は止めとく。

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