Comic Convention

今年もやってるSan DiegoのComic Convention。俺も何度か行ったが、とにかくアメコミ中心なので楽しめやしない。10数年前に行った時、永井豪が羽織袴で会場を闊歩してるのを見て苦笑した事があるが、最近の会場はどうなってんだろうね。ここ10年、このコンヴェンションはハリウッドスタジオの宣伝ツールになってる。ここで来年以降の作品の情報を会見を通して、ファンと共に共有する。元々、コミックの売買や関連グッズの販売等で発足したんだが、最近はハリウッド映画の宣伝会場って感じでどうでもいいって様子。今年もいろいろやってるようだが、俺の一番気になってるIndiana Jonesの記者会見はやるんだろうか？今、撮影中だから無理かもしれんな。で、他には北村龍平の新作Midnight Meat Trainの集い等と云う、ブービーなのがあった。監督だけじゃなくて、主演陣や原作者のClive Barker等が集まり、映画の進捗状況の説明やファンとの質疑応答等、気にしてるファンは結構、多く、満足して帰ったんじゃないか？この映画は本当は2年前に開始されたんだが、なかなか脚本完成に至らず、監督が何人か降りた。昨秋にCreative Artists Agencyの力量で北村と契約が成立。事はスムースに運んだ様だが、取り敢えず製作費1,500万㌦と云う、ハリウッド映画としては4分の1の値段で完成させる方向で、まぁハリウッド新人監督にしてみれば、リスクは極めて低い。現在、編集中。公開は来春......。またまた中途半端なドキュメンタリーを観てしまった。Abduction: The Yokota Megumi Storyと云うヤツで、昨秋に日本でも公開された北朝鮮拉致事件を扱ったドキュメンタリー。90分と云う長さは良しとする。中心人物は被害者の横田夫妻なんだが、監督2人に訊きたいのは、これは何を伝える為に製作したのかよう判らん映画だった。長女を誘拐された夫婦を追いかけてるんだが、何で誘拐されたのか？金正日の目的は？日本の警察及び議員、官僚が二の足を踏んでる理由は？正直、このレベルなら、朝のワイドショーでやってる事と同じ、若しくはそれ以下なんだな。で、この映画にもナレーションがない。映画の性格が性格だけに、情報と検証が重要になって来るんだが、これでは単なる安モンのメロドラマ。何で警察とか公安、総連に取材しないのか？すっぱ抜きはないの？正直、時間の無駄だった.....。Los Angelesのダウンタウンにいつの間にか出来たレンタル屋のOld Bank DVD。ここの店のユニークな所は、ハリウッド映画は一本も置いてない。インディー映画、アート映画、外国映画と正にハリウッド映画に飽きた、或は興味のない客に好まれる品揃え。この店の周辺は、恐ろしく開発ラッシュが続いており、しかも金持ちの独身人口が恐ろしく多い。こう云った独身貴族が好む映画と云うのがこう云う店。実は数年前、俺もLittle Tokyoにこう云った店を出したいなと考えてたんだが、やっぱ誰かやるだろうと思ったんだが、やっぱそうだった。今度行く時は会員にならなければ.....。金曜の世界全面株安は痛かった。北米でのサブ・プライム・ローン（低所得者向けの住宅ローン）が最近、焦げ付いてると云う事実が広まり、景気の先行きに不安が募り、一気に株が下落。しかもこれにより円が急上昇。118円とかになった。でも、低所得って事は安物件だろ？そんなモンさえ支払えなくなるんだったら始めっから買うなよって.....。2006年の日本人の平均寿命がまた延びたらしい。女が85歳、男が79歳。しかし年間自殺者が3万人と云う事を考えると、これがなければ90歳を超える事は容易に想像がつく。しかしちょっとこれはこれで考えモンだな.....。先日、Blade Runner: The Final Cutの写真を掲載したら、一気に一日でカウンタが200を超えた。普段だと20前後しか見てないのに、凄い人気ね......。