Monday, August 06, 2007

More On The Final Cut


詳細が明らかになった12月18日全米発売予定のBlade Runner: The Final Cutだが、今月末のVenice International Film FestivalでそのThe Final Cut版が公開される事が決定している。10月5日にはLos Angeles、New Yorkでも限定公開される予定。これは商売的には2年前のGeorge Lucas監督デビュー作THX-1138に似てるんだが、同じWarner Bros.って事で、同じ展開を期待してるに違いない。さて、この写真はその年末発売のDVDボックスと云うより、DVDケースなんだが、Amazon.comの価格では大体$50くらいじゃないかと。つまり日本円で6,000円強。5枚組って事を考えたら、決して高い値段じゃない。日本発売は現在未定だが、恐らく1万円超は確実。例えそうであっても、その価値はある。まず監督Ridley Scottの節操のない執着心と云うか、優柔不断さというか、この25年で何度もヴァージョンが公開されたが、今回の5枚組DVDは全てを入れていると云う。しかも最新版と云うかThe Final Cut版では、共演のJoanna Cassidyに再出演を要請、Harrison Fordの代わりに息子を使って再撮影していると云う本腰の入れよう。これだけでも1万円以上の価値はある筈。まず今回のDVDだが、Special Edition(2枚組)、Collector's Edition(4枚組)、Ultimate Edition(5枚組)の4種が発売される。それとBlu-rayとHD-DVD版も同時発売予定。買いとしては最後のUltimate Editionだよな。まず最近発見された未公開・削除シーンが45分も収録されている。「この作業は7年前に始まった」と監督。尚、Vangelisのサントラも今秋発売予定だとか。日本発売も有り得るが、以下のスペックを見ると、相当なアイテム数を日本版では削除される事が予想される。


Disc 1
Ridley Scott監督の最新版 『ブレードランナー』
。追加撮影分、追加台詞を含む全編を完全5.1ドルビーデジタルで再ミキシング。監督コメンタリー収録。製作総指揮・脚本家のHampton Fancherのコメンタリー収録。共同脚本のDavid Peoples、プロデューサーMichael DeelyとKatherine Haberのコメンタリー。コンセプトデザイナーのSyd Meadのコメンタリー。美術監督Lawrence G. PaullとDavid L. Snyderのコメンタリー、特撮のDouglas Trumbull、Richard Yuricich、David Dryerら3名のコメンタリー収録。

Disc 2

メイキング・ドキュメンタリーDANGEROUS DAYS: MAKING BLADE RUNNER

Blade Runner: コレクターズ版  (4-DISC)
4枚組のコレクターズ版は90分の未公開削除映像が収録されている。

Disc 3
1982年全米劇場公開版収録
1982海外劇場公開版
1992ディレクターズ・カット版


Disc 4
特典映像
- The Electric Dreamer: Remembering Philip K. Dick 
原作者ドキュメンタリー
- Featurette Sacrificial Sheep: The Novel vs. The Film 原作対映画
- Philip K. Dick: The Blade Runner Interviews (Audio) 原作者Philip K. Dickの音声インタビュー
-『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の各国カバーアート。
-「ブレードランナー」ギャラリーアート。

- 衣装
-レイチェルとプリスのカメラテスト映像
- 撮影監督Jordan Cronenwethドキュメンタリー
- 宣伝用写真ギャラリー
- 未公開・削除映像
- 1982年公開当時のプロモ映像
- 予告編&テレビCM
- ポスターアート


Blade Runner: ULTIMATE COLLECTOR’S EDITION (5枚組)
5枚組Ultimate Editionでは幻のワークプリント版を含む、折り紙ユニコーンやミニチュアスピナーが同梱されている正に究極版DVDボックス。


Disc 5
ワークプリント版
15年程前にWarner Studiosで偶然発見され、1館だけで公開された幻のBlade Runner。数ヴァージョンある中で、このヴァージョンは特筆すべきモノで、他のヴァージョンとは一線を画す独立した作品と観た者の間では語り継がれている。エンディングは違い、ユニコーンショットもなし、ナレーションなし、TyrellとBattyの会話も違うと云う、
ある意味、もう一つのBlade Runnerと云っていい。ブレラン評論家で俺の知合いでもあるPaul M. Sammon氏のコメンタリーも収録されているのが嬉しい。


先週のComic Conで。


3 comments:

Anonymous said...

こんにちは。mixiで拝見しました。

フォードの息子で再撮影ってすごい情報ですね。私のブログ

(http://ameblo.jp/allbr)で、


okokuさんのブログとそのことを紹介させていただいてよろしいでしょうか。

よろしくおねがいいたします。

okoku said...

どうぞ

Anonymous said...

ありがとうございます。

紹介させていただきました。

それでは・・・。