プロデューサーのロンと共に午後3時に恵比寿のA社に打合せに行く。2対3の会議だったが、今日は映画の方向性について2時間議論。トップ曰く「とにかく回収出来ればそれで良い」と、心強い意見。だったら監督の俺に全て任せろよと云いたいんだが、このトップの部下が面倒な事に脚本家でもある為、内容に難癖を付けてきやがった。A社の方向はポップカルチャー限定でやって欲しいと云う事、俺はそれを含む日本文化全てを網羅。「ドキュメンタリーの方法論から云うと、それだと軸がブレませんか？」と云って来やがったが、「それはないです」とキッパリ。まずドキュメンタリーの方法論って何だよ？ポップカルチャーに興味のねぇヤツは観るなって事か？それとクレジットの話では「邦画として売るのではなく、飽くまで米映画として売るので、出来るだけ日本人のスタッフ名は排除したい」旨を告げると、「それで結構」と、クレジットの重要性を知らない日本の社蓄どもはあっさりOK。その脚本家崩れの部下は「何も焦らなくていいと思うんですよ。全てが整ってからでも」と云うが、俺自身これに3年費やしてる。社蓄のペースに合わせると時間の無駄になってしまうんだな。会議終了で皆が起立しようとしたので、「次回の会合時間を決めましょう」と俺が
ストップを掛ける。次回は来週水曜の4時となった.....。またコイツかよ！先日終ったVenice Film Festivalだが、2年振りにAng Lee監督が金獅子賞受賞。前回はゲイ映画Brokeback Mountainだったが、今回は中国映画Lust, Cautionでの受賞。何でよ？って感じ。ほかに対抗馬はいなかったのか？ちょっと解せないよなぁ。監督賞には個人的に嫌いなRedactedのBrian DePalma。主演男優賞にはThe Assassination of Jessie James by the Coward Robert FordのBrad Pitt。これもどうかと思うよ。主演女優賞にはI'm Not ThereでBob Dylanを演じたCate Blanchett。女優が男を演じるのか？これも訳が分からん。Bernardo Bertolucciが特別
賞。これはまぁ分からないでもない。撮影性にはLust, Cautionのメキシコ人カメラマンRodrigo Prieto。結局、また次回のオスカーもAng Lee旋風か？やだよなぁ.....。iTunesで映画をダウンロード購入出来るのは全ユーザーは知ってる事と思うが、何と間もなくレンタルサービスも開始されると云う噂が浮上。iTunesの不具合をリポートするポップアップメニューがあるんだが、そこに「映画レンタルに異常」と云うのがあるらしい。iTunesにレンタルはない筈なん
だが、選択肢にそれがある事が発見された。これはもう時間の問題か？年明けのMac World Expo 2008に期待したい。デジカメを2台、それもPanasonicのHVX200を2台、来月中にも発注したいんだが、テープを使わないデジカメなので、代わりにP2カードと云うクソ高い記録媒体を買わんといかん。しかも2台分4枚。このカード4枚の総額が60万円とアホみたいな値段。中野の店だと40万円くらいで売ってくれると良いんだが、しかしカメラ2台で総額100万円。グランドトータル160万円。予算オーバーだよなぁ.....。
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