2008年の全米CD売上がSoundscanから発表された。前年比14%減と云うショッキングな数字。過去8年で7度の前年比減を記録した事になる。これは非常に見通しが厳しい。しかしこれはCDの売上であり、音楽を聴く人がアメリカで激減してると云う事ではない。事実、米音楽市場全体では10%増加し、CDからオンラインダウンロードに移行してる最中と見た方がいい。2008年度はついにその数が1000億を突破した。このトレンドは全く日本や北米市場以外でも容易に見られる傾向で、これからも当然、そうなって行くだろうと。つまり、レコード会社の倒産・合併等の再編成がかなり進行するんではないかと思ってる.....。
しかしこの御時世にかかわらず、希有な人もいるもんだね。先週、東京新聞ネット版を読んでいたら、工務店の社長が映画投資をやってると云う記事にちょっと驚愕。この会社木下工務店は映画好きの社長の趣味が高じて、数年前から映画の投資を開始したと云う。異業種からの映画投資と云うと、広告収入激減のテレビ局の映画投資にかけるアグレッシブさには辟易してしまうが、こう云う全くの異業種からの参入は俺的には歓迎したいね。「映画をもっと広めたい」この工務店の社長の口からこんな言葉も出てる。映画業界の人間が聞いたら涙がチョチョ切れるって感じ。更に「無名の若い監督の支援にも取り組みたい」とも。しかしこのオッサン凄いね。四半世紀前だったかマルゼンだか何とか云う不動産屋が映画投資をやって話題になったが、結局、バブル崩壊後に姿を消した。勿論、これまで多種多様な業種が映画業界に参入して来たが、どれも続いた試しがない。世界不況が吹き荒れる昨今、果たしてこの会社はどうなるのか?注視するに値する会社だとは思うけどね.....。このビデオ、厚生大臣が出てるのに驚愕。
No comments:
Post a Comment