Saturday, March 21, 2009

17 Million Fewer CD Buyers in 2008


今日、TSUTAYAからレンタルCDが届く。坂本龍一の映画音楽Silkの サントラで、これがなかなか聴き心地が良い。勿論、最高傑作と云うつもりはないが、悪くない。ファンとしてはもっと映画音楽をやって欲しいと思うんだが、 次回作の話はない。2008年の全米CD売上が19%減少。全ての年齢層でCD購買者数が1700万人もダウン。その代わりネットでのダウンロード購買す る人が8%増加し、売上も29%増加。今やアメリカで売れる音楽の3曲に1曲がネットかららしい。俺もサイフを開いてCDを買うなんて事は全くと云ってな いし、これからも有り得ないんじゃないかと。家の中が嵩張るばっかだしね。環境を考えると、CDやDVDを買い溜めるなんて事は止した方がいい。正直、こ のダウンロード販売の流れは止められない.....。

出版業界はこの10年間、右肩下がりなのだが、特に雑誌関連は悲惨の極みの様で、10年前と比較して半分以下らしい。出版協会によると97年は15億1583万冊が発行されたが、2007年は10億23万冊。少年漫画誌は最たる例で、集英社の「少年ジャンプ」はピーク時に毎週653万部が出ていたが、今や280万部。講談社の「少年マガジン」は450万部から165万部。小学館の「少年サンデー」は228万部だったのが90万部程度らしい。どの出版社も漫画だけでは成り立たなくなってるので、映画やDVDそしてキャラクター商品等で凌いでるらしく、版権ビジネスで食い繋いでるそうだ。漫画とその関連で年間1兆5千億円規模なんだと。ここで日米の違いが浮き彫りになる。アメリカでは著作者と出版社との間には「出版権」しか存在しない。映画化等は映画会社と別交渉となる。その間に立ち入ってるのが著作者を代理するエージェント。このエージェントがプロデューサーや映画会社にセールスピッチを掛ける。日本には存在せず、出版社が著作者に代わって全てを代理する。ここで問題なのが、日本の漫画家、小説家等の著作者の取り分だが、一体どのくらいなのか?と云う事だが、ほとんど出版社がコントロールしてる為、パーセンテージは不明瞭。アメリカの場合、仲介業者は10%以上取れない事になっている。明らかに日本は出版社を中心に業界が回ってるので、取りたいだけ取ってるのが実情。俺は日本の漫画家でなくて良かったと思ってる.....。

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