Hollywood Gets Tough on Iffy Projects
不況なのか何なのか知らんが、SONY傘下の映画会社Columbia PicturesがSteven Soderbergh監督最新作、Brad Pitt主演のノンフィクション映画Moneyballの撮影を開始直前で無期延期にしてしまった。確かな理由は不明だが、会長のAmy Pascalが最終脚本を気に入らなかった事が最大の原因とも報道されてる。製作費は日本円で55億円。野球映画にこれだけ投資する価値があるのか?ましてや近年、ハリウッド大作は海外市場にかなり頼ってる。マイナースポーツの野球映画が投資回収の陽の目を見る事が出来るのか?と、不景気の昨今、非常に判断が付け難いのだろう。今回の判断は極めてハリウッド的と云うか、いつも起こってる事と云って良い。これで救われた会社もあれば、「逃した魚は大きい」と悔しがる会社も多々ある。Soderberghは既に先週末に別スタジオとの交渉を始めており、SONYが手放すと、或はSoderbergh本人が降板した場合、主演のBrad Pittだけが残ると云うのは有り得ない。まぁ最初っからご破算と見て良いだろうね.....。9月開催のToronto Film Festivalの上映作品が決まった。是枝のAir Doll等、今年のCannes、Berlin出品作のたらい回しって感じで、全く新鮮味を感じられないラインナップ。これも不景気なのか?とにかく国際映画祭の威厳が崩壊しそうで心配.....。
AppleのiPhone 3G Sの全米売上は開始5日で100万台を突破。旧機種よりも売上ペースが明らかに早いんだとか。この事からも、この商品に関しては不景気は関係なさそう。日本発売は今週金曜日から、SOFT BANK店舗とAppleストアで発売開始となる。噂では既に並んでるんだとか。で、SONY陣営が勝利したBlu-rayだが、こちらは苦戦しっぱなしの2年の様で、アメリカでは購入者が一向に増えないんだとか。現在、所有者は7%で、上昇する気配もない。無理もない。値段もまだ数万円で、現行DVDの数千円には遠く及ばず、不景気なこの御時世にとてもじゃないが、必要不可欠な商品とは到底思えない。SONYは30年前にβマックスを開発したが、VHSに駆逐された。全く何も学んでない。高品質商品が必ずしも売れるわけではない。いつまでも殿様商売してる様じゃ、SONYも終わるだろう。一日も早く二束三文にならないと無理だろうね.....。
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