日銀は9-10日の金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決定するとともに、これまでの景気回復シナリオを維持したが、足元で進行する円高について白川方明総裁は「日本経済に大きな影響を与えうる」と警戒感を表明した。総裁は現状での追加金融緩和などには距離感をにじませたが、今後、急速に円高が進行するなど、日銀の回復シナリオを危うくさせる懸念が生じた場合は、政策対応に動く可能性がある。
＜会合で円高の影響を「時間かけ議論」、現状は追加緩和に距離感＞
白川総裁は会見で、今回の会合において円高が日本経済に与える影響を「十分な時間をかけて議論した」ことを明らかにした。足元の為替が1㌦＝85円台と、大企業製造業の2010年度の想定である90.18円よりも円高方向で推移するなか、円高に対する警戒感が日銀内で急速に高まっていることをうかがわせる。もっとも白川総裁は、昨年12月のドバイショック時の円高局面と比較し、現在は当時よりも世界経済や金融環境、企業収益などが改善しているとも説明。円高進行によって「金融政策が直ちに決まってくるものではない」と追加金融緩和などの政策対応に距離感をにじませた。景気の上下方向のリスク要因についても「概ねバランスしているとのこれまでの判断を、大きく変える材料はない」と明言。景気の先行きは、「経済・物価情勢の展望」（展望リポート）の見通しに沿って「回復傾向をたどる」と強気の姿勢を維持した。
＜デフレ脱却シナリオもとん挫の懸念、リスクバランスに下方圧力も＞しかし、先行きについて白川総裁は「為替相場の動向は、日本経済に大きな影響を与えうる」と警戒感を表明。円高進行は「短期的に輸出、企業収益の下押し要因」、「企業マインドの下振れ要因」と具体的な悪影響も指摘した。さらに、円高の進行は、輸入物価の押し下げによって2011年度にコアCPIが前年比でプラス圏内に入るというデフレ脱却シナリオをとん挫させる懸念もあり、一段と円高が進んだ場合、日銀が景気の明確なリスクとして意識する可能性が大きい。日銀は10日に公表した声明の「リスク要因」部分で「円高」こそ明記しなかったものの、「一部欧州諸国における財政・金融状況をめぐる動きなどが、国際金融資本市場の動きを通じて内外の経済に与える影響に注意する必要がある」と円高リスクを潜り込ませた。為替市場の動向次第では、白川総裁が「評価が従来以上に難しくなっている」と明かしたリスクバランスが下方に強まる可能性がある。今後の景気動向について日銀では、景気のけん引役が今年度下期に外需から、設備投資や消費などの民需に円滑にバトンタッチされることを期待しているが、その道筋はいまだ明確ではない。これまで日本経済をけん引してきた外需、特に新興国需要については、減速する方向が徐々に明確になりつつある。一方、外需から国内景気に波及するというメカニズムについて白川総裁は、想定通りと指摘したものの「メカニズムが強まったとは判断していない」と先行き不透明感は残っている。景気のけん引役が不在となる可能性も指摘されるなか、日銀内では、円高が短期間に急速に進行し、景気回復やデフレ脱却に向けたシナリオが危うくなる懸念が生じた場合、追加対応もありうるとの指摘が出ている.....。
総裁の白川のボンクラには失笑を通り越して笑ってしまう。デフレ好きなのは分かるが、上の俺が撮ってきた写真を見ろ！株価も大幅下げ。この馬鹿と心中しないといけないのかね？とにかくこの国は絶望列島、まっしぐら.....。
自営業者などが加入している国民年金の保険料の昨年度の納付率は60％で、前の年度を2.1ポイント下回って過去最低を更新。厚生労働省が5日に公表した、自営業者などが加入している国民年金の保険料の昨年度の納付率は60％。これは過去最低だった平成20年度を2.1ポイント下回って過去最低を更新し、4年連続の低下。旧社会保険庁は、国民年金の納付率の目標を80％としていたが、昨年度もこの目標を 大きく下回ったことに。納付率が過去最低を更新した理由について、厚生労働省は、▽年金記録問題を最優先に取り組んだ結果、年金の収納対策にあた る職員を十分に確保できなかったことや、▽いわゆる団塊の世代が保険料を支払う年代から抜ける一方で、年金に対する認識が低い若い世代が加入の時期を迎えているからではないかとしている。厚生労働省は、納付率が下がっても給付水準に大きな影響はないが、長期的には運用する保険料の積立金の額が少なくな り、給付水準に影響を与える可能性もあると云う。このため、日本年金機構は、事態を改善するには現実的な目標を掲げたほうがよいとして、前の年度を 上回ることを当面の目標に定め、契約職員を増員するなどして納付率を上げたいとしている.....。
要するに、年金は払わない方が賢いって事だな。今の高齢者に食い潰されて、数十年後には財源ゼロって結末。正直者は馬鹿を見るって、典型的な話.....。
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