Sunday, November 14, 2010

Sex & Zen & 3D

数週前のAmerican Film Marketで試写された香港ポルノ映画"3-D Sex and Zen: Extreme Ecstasy"は世界初の3Dポルノと云われている。脚本・プロデューサーのStephen Shiu (蕭若元) 氏は本作の興行価値に期待を寄せており、「1996年以降、メジャーなエロ映画は製作されていない。理由はインターネットの隆盛と云える」と分析。3Dにすれば客は違法ダウンロード出来ず、劇場に足を運ばざるを得ないと云うのが彼の理論だ。「ついこの間、香港で撮影を終えたばかり。中国本土だったらこの映画は完成不可能だった。基本的にポルノは違法だからだ。本土の人間も国境を越えて香港に観に来て欲しい」と説明する。数年前公開されたAng Leeのエロサスペンス映画"Lust, Caution"の香港での売上の45%は中国本土から来た客だったと云う。「"Sex & Zen"の宣伝写真をネットに流すと、中国本土からのアクセスがもの凄い。3000万ヒット数なんてあっという間だ。本土の旅行代理店から鑑賞ツアーの申込が来るくらいだ」と中国人の熱狂振りを説明する。現在、香港のセールスエージェントが世界販売を継続中。アジア地域の他、欧州等にも拡販していくつもりだ。主演女優Vonnie Lui (雷凱欣・写真)もAFMに参加。本作の上映時間は130分だが、セックスシーンは30〜40分にも及ぶと云うが、劇場公開されない程のキワドさではないと云う。「興行でヒットさせる為には、エロと同じくらいコマーシャル的な要素が必要だ。本作ではそれがコメディ的要素に値する」。本作のキャスティングは、本土でのトラブルを避けてか、中国人だけでなく日本人のAV女優の原紗央莉や周防ゆきも出演。3Dでの撮影は制約が課され、特に男優にはキツいらしい。中国では来年5月1日のメイデーの予定だ.....。

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