Thursday, September 22, 2011

Nuke Paranoia

見えない「敵」と闘う母  放射能から子どもを守るために

冷蔵庫を開けて青ざめた。シューマイの皮が、ない。

明日の給食の献立はシューマイ。だが千葉県に住むアユミさん(39)は小学1年の長女に入学当初から給食を食べさせていない。表向きはアレルギーを理由にしているが、実のところは食品の放射能汚染が心配だから。クラスで1人だけ弁当を広げる長女のために毎日、給食と同じメニューを作り続けている。

「私のせいでイジメにでも遭ったりしたら......」

車を走らせた。近所のスーパーは閉まっている。ドラッグストアにも売っておらず、30分かけて24時間営業のスーパーへ。帰り着いたときは午前1時半。それから具を練って下ごしらえをした。

穏やかだった生活を一変させたのは、福島第一原発の事故だった。

3月21日、雨にあたった長女のおでこに発疹のようなものができた。「もしかして放射能のせい?」。23日、東京の水道水から放射性物質が検出された。 慌てて新幹線に乗り、縁もゆかりもない京都のウイークリーマンションに避難したが、入学式があるため1週間で戻らざるをえなかった。

外食は一切やめ、野菜や納豆は関西から、卵は九州から取り寄せる。出費がかさむのでペットボトルの水は1日4リットルまでと決め、皿洗いにはウオーターサーバーの水を使う。

秋葉原で線量計を捜し回った末、6万5千円の米国製をネットで購入し、自宅や学校、学童保育施設の周りを毎日測る。他機種を持つ母親3人で同じ場所を測り、自分のものは「0.02マイクロシーベルトほど低めに数値が出る」というクセも見抜いた。線量計の型番を聞けば性能がわかるほど詳しくなった。

もはや信じられるのは線量計だけ。それでも自己防衛できるものは限られているーー。(アエラ)

数ヶ月前の記事だが、状況は全く改善されてない。海外の薬品メーカーが、震災以降、日本のガン発生率がこれまで以上に上昇する事を見越して、新薬の開発に日本での提携先を探しているとか、東日本での人口減少が著しいとか、放射能漏れ直後、東北での内蔵に異常を発した人間の数が、最近、関東でも増えて来ている等、様々な情報がネット上を飛び交う。今日も東京電力が、福島第一原子力発電所5、6号機から移送して仮設タンクなどに貯蔵している低濃度汚染水について、浄化処理をした後、敷地内に散水する計画を発表する等、もう現状が改善されてるとはとても云い難く、日々悪化してると云っても過言じゃない。世の母親たちの心配は日増しに増加するだけで、政府と官僚の愚策の連続に辟易してる筈。もう日本脱出しかないだろ?


Herbst titles from clemento on Vimeo.

No comments: