Friday, January 11, 2013

Convert or Die


「シネコン運営でODS不可欠に」と云う記事を読む。現在、デジタル上映システムが国内全映画館の85%に普及、シネコンにとってODS(非映画コンテンツ)が欠かせない存在に。このシステムがあると、舞台の生中継や映像化にする上映(シネマ歌舞伎やゲキ×シネ)、スポーツイベントのパブリックビューイング等が上映され、今やシネコン経営においてODSは重要な食い扶持になってる。ODSを専門に提供する会社まで登場、この分野での競争も激しくなってきた。
東宝などはODSを提供する映像事業部でODSのための人気作品の映画化を東宝本体の配給作品とは別に製作しているほど。

松竹が力を入れているシネマ歌舞伎などはコンテンツ自体が自社のものであるだけに他のコンテンツに比べて費用的にも安くあがるが、スポーツのパブリックビューイングは権利が高く、お客は入っても採算面で難しい面もある。

記事を読んでみると、なんか主流になる予感は全くしない。五輪やワールドカップが毎年あるわけじゃないし、基本、映画を中心に、隙間隙間にこう云うライブイベントを入れて、小銭を稼ぐって感じ。要は、「クソ映画を公開するくらいなら、AKBのじゃんけん大会を上映した方がマシ」と云うのが劇場側の本音。北米ではこのシステムを入れてる劇場が大多数となってる。カネのない小劇場、いわゆるミニシアターは廃業に追い込まれるしかないと云う。これは日本もそうで、ここ数年、国内のミニシアターが閉館に追い込まれてる。「カネのない劇場は退場」が常識になりつつある。俺はミニシアターに思い入れ等、一つもない。むしろ「小スクリーンに何で1,800円払う価値があるのか?」くらいにしか思ってないから。

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