Thursday, February 07, 2013

Porn Industry In Decline: Insiders Adapt To Piracy, Waning DVD Sales

先月、米ラスベガスで行われたアダルトビデオのトレードショウ。ビジネス的、全業界的に相当疲弊感が漂ってたらしい。会場には天井に届く様な巨大なAV女優達のポスターやらギリギリまで見せないでいる怪しい予告編の数々。アダルト業界は不況に強い業界と云われて来たが、業界の人間に云わせると「それは過去の話」だそうだ。例えて云うなら、ネットで買わずに、タダで鑑賞する人が急増してる。結果、デイブ・カミングズの様な72歳で現役の男優の仕事が、どんどん減っていくって事だ。ネットの無料視聴は何もアダルト業界だけの話ではない。「海賊版対策に相当な時間とカネをかけている。業界が完全破綻するとしたら、原因はこれだ」とある男優。さらに「80%の会社は過去5年で廃業か、苦しんでるかのどっちかだ」と。「新作がリリースされた日にゃ、24時間以内に誰かがコピーして、ネットに吊るし上げる」。カミングズはサンディエゴの自宅で半分隠遁生活を強いられている。原因は老化ではなく、前述した通り。「この仕事をタダでやるヤツなんていない」とカミングズ。「生き残ってる会社は、ギャラを二束三文で雇ってるか、ロケ弁がマクドナルドとかだろうな」

「アダルトビデオを海賊版から救え」と団体を結成したネイト・グラス氏によると、2007年からDVDの売上は半減したと云う。「毎月35万㌦(約3000万円)稼いでいた中規模のメーカーは、リーマンショック以降、15万から20万レベルに下がっている筈だ。経済危機の影響もあるが、他業種の様なV字回復が見られない。損害額がどれだけなのか掴めていのが実情だ」とも。アダルトビデオの業界紙によると「2012年、業界全体で約100億㌦(約9000億円)規模だったが、これもどこまで本当か分からない。エロビデオの会社は概して個人所有の企業体で、売上を誇張しても発表する傾向にある」と同紙。「リーマンショック以前の6年前には業界全体で130から150億㌦はあったと思われる。出演者の数は増加傾向にあるが、以前の様にスタジオを借りてと云うよりも、個人宅での撮影が主流になっているのも事実」と分析。「メーカー間の競争が激しくなってるのは事実。しかしメーカーは財布のひもを締めてるのも事実で、彼等の云う事を額面通り受け取るべきじゃない」と別の業界人。「店頭価格を見れば分かる。配給や印刷屋が、何本分のDVDのスリーブの表紙を印刷したかを見れば一目瞭然。勿論、彼等は実数を明かそうとはしないがね」と分析。「ビデオのセールスが落ちてるのは確かだ」と、業界ジャーナリスト。「上場してるホテルの有料ビデオサービスで、どれが視聴されてるか見れば分かる」と云う。33歳のベテラン女優タニヤ・テイトは「製作本数は減ってるし、顔見知りの女優も最近、見なくなってる。製作費が激減してるのは明らかで、メイクも自分でやってる」と明かす。彼女は最近、広報会社を設立。他の同業者の女優を扱っている。監督業にも進出した。彼女はネットで使えるモノは全て駆使し、ポルノサイトだけでなく、コスプレや関連グッズ商品の取り扱い等にも進出。「私はただのAV女優じゃない」と胸を張る。「メーカーはDVDだけを売ればいいと云う時代は終わったと感じてる。最近は大人の玩具や下着販売にも進出してるのは、玩具や下着は違法ダウンロード出来ないと分かってるから」と、前出ジャーナリスト。「とにかく生き延びて行く為には、クオリティの高い商売をしないと続かない」とも。
  THE FUTURE from Alex Goddard on Vimeo.

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