家電量販店の「詐欺的」価格表示
なるべく安い値段で最新のスマホを買いたい……とは誰もが思うこと。でも、どの店が本当に安いのか、簡単には見分けがつかないのが昨今のケータイ販売事情だ。
「家電量販店の価格表示にダマされた」というBクンの事例に学んでみよう。
初スマホ、どれを買っていいか悩んでいるBクン。性能や使いやすさはやっぱり気になるけど、やはり重要なのは値段だ。あちこちの家電量販店を回ってみて思案すること2、3日、ようやく購入し、晴れてスマホデビューとなったわけだが……?
「やっぱり、スマホを見て回るときには詳しい友達と行くべきでしたよ。お店をいろいろ回っているうちにワケわかんなくなってしまって」
そう嘆くBクン。どうやら、自分で「一番安い」と思って選んだお店がハズレだったようだ。
「家電量販店でのスマホの価格表示があんなにわかりにくくなっているって知りませんでした。まずお店ごとに表示の方法が違いすぎ!値札に大きな字で『0円!』って書いてあっても、ある店では『頭金』って小さく横に書いてあるし、別の店では『指定のサービスにご加入で、かつ2年間使った場合の実質負担金額 です』って書いてある。
あと、お店によってはキャリアから受けられる割引額を引いた上での2年間の実質負担金がデカデカと書いてあって、 そもそもの本体価格がよくわからないとか……。考えているうちに混乱しちゃって、まあここが安いだろうってお店で買って帰ったつもりなんですが、詳しい友 達にレシートとかを見せたら『おまえ、それ高値づかみしてるよ』って言われて……。いったい何を信じたらいいんですか!」(Bクン)
もはや素人が安心してケータイを買うことはできないのか?ケータイ料金に詳しいフリーライターの後藤一泰氏がアドバイスする。
「一部の家電量販店での価格表示は、ある意味、詐欺的ではないかと思うことすらあります。表示価格そのものが、そもそも店が決めた料金プランや加入オプションを前提にした値段であり、それを拒否すると表示価格では買えないことになるのです。
また、月々の割引を引いた後の料金だけを大きく表示しているお店では、実際にそのスマホがいくらするのかわからないこともしばしばです。
オプションに関しても、入るのが当たり前と言わんばかりの態度ですね。『本体が高くなってもいいからオプションには入らない』と言うと、あからさまにいやな 顔をする店員もいます。私の経験では、Androidのアプリが使い放題のオプション『auスマートパス』を、非対応のウィンドウズフォン『IS12T』 購入時に『このオプションは必須です』と言われたことも(笑)
家電量販店でスマホを購入する際は、店員に『本体の価格はそもそもいくらな のか/月々の割引はいくらなのか/どんなオプションが必須なのか/オプション即解約ならお金がかからないのか』などをしっかり聞き、場合によってはメモを取ることも重要でしょう。『店内メモ禁止』なんて注意書きがあるお店もありますが、そんなのは無視ですよ!だって自分が買うものの金額なんですから」
今や、こうした落とし穴がない販売店を見つけるのはほとんど難しい。しっかりと条件をチェックし、納得してから購入したいものだ。(倒産速報)
携帯電話の料金体系が複雑怪奇なのは、これ世界的常識。一カ国に複数社のキャリアがある場合、当然の話だ。理由は簡単、前にもここで書いたが、料金体系を簡単にしてしまうと、他社と、ライバル会社と簡単に比較されてしまうからわざと複雑にしてるだけ。出来るだけ多種多様なオプション契約を入れ、ユーザーを即決させない方法を取る。ユーザーは3社のパンフを並べて、料金プランを比較してると、当然キャリアの方でも分かってる。だから複雑にし、簡単に決めてもらわない様に仕向けてるのが、「複雑な料金体系」の誕生な訳よ.....。

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