Thursday, October 24, 2013

Olympic Kills Sex Industry

東京五輪がトドメ…江戸から続く吉原「夜のおもてなし」は風前の灯

「9月に東京開催が決まるまでは、みんなで『東京になるな』って祈ってたんですよ」

日本最大のソープランド街、東京・吉原の一角で“情報喫茶店(案内所のようなもの)”を営む中年男性は苦笑いしながら、こう続ける。

「(2020年の)開催が近づけば、臭いものにフタで、お上に締め付けられるに決まってます。前回(64年)の東京五輪の時だって、国会で吉原が問題視されたっていうからね。コンビニで売ってるエロ本業界の人たちも、五輪開催で<規制がさらに厳しくなるんじゃないか>と戦々恐々ですが、吉原も同じです」

全国には1000店超のソープランドがある。吉原(台東区千束)界隈(かいわい)には、そのうち1割強の百数十店がひしめいている。が、「最盛期に比べてほぼ半分に減りました」(業界関係者)。かつて「不夜城」と称された遊郭は閑古鳥が泣き始めている。平日の夕方には、ほとんど客の姿を見かけない。ある風俗ライターが言う。

「85年に改正風営法が施行され、ソープランドは新規に出店できなくなった。夜12時までしか営業できなくなり、06年からは客引きも禁止に。いまどきソープ接待もありませんからね。廃業する店が増え、最近では1万円台の大衆店は年金暮らしのおじいちゃんが支え、6万円以上の高級店を支えているのは金持ちの中国人観光客なんていわれています。以前の吉原なら、<外国人お断り>が常識でしたが、そうも言っていられないようです」

ベテランのソープ嬢もこう言って嘆く。

「お茶をひく(客が1人もつかない)女のコも結構いる。借金を返すためにソープに沈むなんて昔の話で、デリヘルの方が稼げるからって“転職”するコも少なくない。デリヘルは警察のお墨付きだもん。東京五輪で喜んでるのは、デリヘル業界だけじゃないの?」

昨年5月に東京スカイツリーが開業、浅草界隈が観光地化し、至近距離の吉原はますます肩身が狭くなっているそうだ。近隣の商店街は「イメージが悪い」と快く思っていないし、警察も口うるさくなった。昨年10月には、吉原で人気のソープランドグループが、いまさら売春防止法違反で摘発された。業界内外で「見せしめ」ともっぱらだ。

「ずっと猪瀬(直樹)さんが都知事をやるかどうか知らないけど、<五輪開催期間中は営業を自粛しろ>なんて言い出すかもしれない。1カ月近くも休んだら潰れちゃいますよ。まあ、7年後まで店があるかも分かりませんけど」と、あるソープランド店長は自嘲気味にそう話す。

吉原のサービスは「世界一」と海外でも有名だが、江戸時代から続く夜のお・も・て・な・し文化は風前の灯だ。(ゲンダイ)

デフレの並はこう云うとこにも来てるんだね。10年前にも「この業界イマイチ」みたいな話は聞いてた。若者さえも、既に興味を失ってるんだな、こう云うの。88年のソウル五輪前のソウルを描いた「チャン」とか云う韓国映画をアメリカで観た記憶があるんだが、五輪前って事で、地元警察なんかが売春宿を片っ端から殲滅された売春婦たちの悲哀を描いてるんだが、日本も同じ事が起きるんだろうね。AVさえ、全くと云っていいほど需要がないって話だし、これから「下の業界」ってどうなんだろうね。風俗オリンピックがあれば、日本は結構、メダルラッシュじゃね?

  Who's Who on a Movie Crew from Vimeo Video School on Vimeo.


No comments: