Friday, January 09, 2015

INT. IMAGE FORUM - DAY

渋谷の映画館、と言うよりも試写室だな。イメージドーラムで米ドキュメンタリー「パーソナル・ソング」の最終日と言う事で馳せ参じた。昨年末、ニッポン放送の朝のラジオ番組で、同作品の招待券プレゼントに応募したら、2枚当選したのでラッキーと喜んでたら、今日で上映終了と云うので、急いで行ったわけよ。しかも最終日の最終回。

新宿で万年筆のインクを12本セットを400円で買い、サンマルクカフェでアイスコーヒーを飲んで、渋谷に向かったわけよ。

実はこの劇場、出版社も併設しており、80年代末に一度、お邪魔したことがある。同じ場所なのかどうかの記憶はゼロなんだが、イメーフォーラムと映画専門の出版社ダゲレオ出版は経営母体が同じと記憶してる。ここの出版社は以前、キューブリックの本「キューブリック好き」とか言う題名の本を10冊発注した記憶があった。当時、映画鑑賞サークルの一兵卒として動いてた俺は、トップの人間に「キューブリックのこの本を上映会で売りましょう!絶対売れるはず!」と進言し、半分以上売れ残ったと記憶している。メンバーに買い取ってもらったけど。

で、88年に渡米する前に、この出版社に立ち寄ったのが最後だったかな。当時は、高速道路沿いの雑居ビルだった記憶があるが、今はおしゃれな感じの場所にあった。イメージフォーラムという劇場も初めてで、席数が60ほど。俺の脳内規定では、100席以下は映画館と認定してない。試写室だな。渋谷駅前にもこの手の映画館は何箇所かあるんだが、昔はもっと多かった。しかしここまでネットの動画サイトや映画配信サイトが隆盛を極めると、こういう小劇場、ミニシアターの存在理由はゼロに近いわな。セコい画面で観るんなら、家で十分と。

今日観た映画は、認知症患者を、思い出の音楽で覚醒させるというモノ。イイね。専門家は承認したくないだろうけど、金がかからないトリートメントとして、全米各地で上映され、iPodを大量に購入する医療施設や老人ホームが数多く報告されてるんだとか。いつかもう一回、DVDで再鑑賞したい一本だね。

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