Ah...Shinjuku

今日も暑かったけど、まあなんとか凌いだ。新宿も相も変わらず、大勢の人間が右往左往しており、暇な人間の吹き溜まりのような感がないでもない。まあ、そこが俺がこの街の好きな理由なんだけどね。渋谷とかよりも、全然感じがいい。あそこは子供の街だからね。でもって、今日は午前中、撮影監督T氏から電話があり、渡すモンがあるので会いたいとの事。で、半年以上振りの打合わせ。T氏は来週から3,000万円の低予算映画の撮影に入るらしい。今日は本人のデモリールDVDを8枚渡され、これを俺の渡米の際に、ハリウッドの代理人にバラまく。現在、ハリウッドの映画はご覧の通り、どれも画が一緒。原因は簡単で、CG処理で、画が似たようなモノばかりになってしまっている。CG製作は、国が違えども使ってるマシンは同じ。違う人種がやっても画のクオリティに大差ない。これはハリウッド業界内でも問題になっており、毛色の違った画の撮れるDP(撮影監督)を世界中で探しているとのニュースを聞いたからだ。時期的にはチャンスかもしれない。そういう意味で、現在現状に満足していない、このT氏をハリウッドに売り込もうと言う訳なのだ。28の時からこの業界で撮影監督として始め、既に30年近いヴェテランだ。映画もほぼ毎年撮っている計算になる。しかし年齢も50を過ぎてる。アクションを起こすなら、今しかないのだ！関係ないがT氏から新ソフトのビラを貰った。DV RACKというソフトで、撮影現場に必要なモニターや周波計をラップトップコンピュータに映し出すと言う画期的なソフトらしい。これって今迄なかったっけ？聞いたら、「ない」と言う。で、いろいろ読んでみるとこれは素晴らしいソフトと言う事が判明。通常なら、小型トラック1台分の機材がこのソフト1枚で補えるという。当然、経費削減にも貢献してくれる。確かにカメラに接続したモニターを見ながら、俳優、スタッフに指示するわけだから、監督としては、これは便利である事に間違いない。いちいち移動の際に、重くてウザイ機材を運ばなくても、PowerBookなんかだと、片手で移動させる事が出来る。更に、映像そのものをチェックしながら、HDDに取込めるという優れモノ。値段は現在開発中の為、未定。ところでApple製品にも使えるのかなこれ？

帰りにTSUTAYAへ寄り、『マタンゴ』をチェック。あるにはあるが、値段が5,040円。アフォかと。で、レンタルしようとすると、「ああ、東宝のソフトはダメですね。レンタルさせないようです」と店員。おい、待てよ。レンタル出来なかったら、買わなきゃいけねえのかよ？見たら大した特典映像なんかありゃしねえ。それで5,040円ってなんだよ！東宝ってマジ終わってるね。B社のHから電話あり。今月売りの原稿チェックしてくれとの事。今日も脚本書けませんでした。明日は何とかします。これから歯医者と洗濯へ。