Wired誌で「iPhone誕生秘話」が掲載されていた。2006年秋。総勢200名のiPhone開発班は数ヶ月後に迫ったMacworld ExpoでのiPhoneお披露目に頭を悩ませていた。プロトタイプのiPhoneは全く機能せず、電話さえ繋がってもすぐ切断してしまい、電源もフルチャージ前にストップしてしい、データ転送さえままならない様な代物だった。最高経営責任者のSteve Jobsはスタッフに怒鳴りまくったと云う。1年以上にも渡って交渉を重ねて来たAT&Tがこれを知ったらどうなるか?間違いなくAppleの株は急降下を避けられない。これを締結する為、AppleはAT&Tに業界では前代未聞の10%の利益分配を要求。遅延は当然、失敗は避けられない。クリスマス前にLas VegasでAT&Tの幹部にプロトタイプを見せる。「史上最高の携帯電話だ」。2002年に初代iPodが出た後、Jobsの頭の中には既に「次世代機」の事で頭が一杯だった。疑問に感じていたのはアメリカ人はMP3プレイヤーと携帯電話、そしてBlackBerryの様なスマートフォンをそれぞれ持ち歩かなくてはならない事だった。これがiPhone誕生のジェネシスとなる。2004年夏、Jobsは
Cingular Wirelessと提携していた携帯メーカーMotorolaに打診。初号機を完成させるが、今のiPhoneとは似ても似つかない酷いモノだったと云う。2005年秋にはMotorola製携帯にiTunesを搭載する事を発表するも、この携帯では100曲が限界である事がユーザーに飽きられ、結局失敗。Jobsはこの時点で自らの手で携帯電話製造を決める。設計・製造予算は1億5千万ドル。約170億円。Apple製携帯電話のラボを設立。極秘プロジェクト名Purple 2として発進。ハード班とソフト班は真っ二つに分班された。ハード班はフェイクソフトを使い試作、ソフト班はニセの木箱を使って試作した。2007年1月。ついにそのベールが剥がされた。半年後に発売開始、昨年末で300万台を欧米で売った。来月にはApple外部でもソフトを開発出来るキットをリリースする。噂では半年以内に3G版のiPhoneが出るとも云われている。数日後のMacworldに注目したい.....。出版不況の煽りがモロに具体化してる。今週既に2軒の出版社が民事再生法の適応を受けてる。ノンフィクション系に強い草思社がこの10年で売上げが半減。不動産売却や宣伝費削減等、合理化を進めて来たが、自力再建では最早、立ち直れなくなった。そして自費出版最大手の新風社も同じ憂き目に。年明けから出版業界は波乱に見舞われてるが、これ単なる前哨戦に過ぎない。正直、出版社の倒産はこれからも毎月出て来るだろうね.....。懐かしいねぇ。PowerBookG4のCM。4年前だったか、余りの欲しさに100回以上は観た気がする。そんでLos Angelesの空港を降りたら速攻、近くのフィリピン人経営の問屋に行って$3,000払ってPowerBookを買った。このブログはそのPowerBookで書いてるんだが、そういい加減ボロが出て来た。MacBook Proを買わんとマズい状況でもある。明後日のMac World Expo 2008が楽しみ.....。
No comments:
Post a Comment