Monday, February 25, 2008

Oscar 2008


80回目のアカデミー賞の授賞式があったが、今年の作品賞と監督賞、脚色賞は予想通りCoen兄弟監督作品No Country for Old Menだった。主演男優賞はThere Will Be Bloodの英国人のDaniel Day-Lewis、主演女優賞はLa Vie En Roseのフランス人Marion Cotillard、助演男優賞はNo Country for Old Menのスペイン人Javier Bardem、助演女優賞はMichael Claytonの英国人Tilda Swintonと、演技賞にアメリカ人の名前は無かった。日本人ではメイク賞で日本人初の2度目のノミネートとなった辻一弘は今回もダメだった。コメディでメイク賞ってまず無理だと思う。話が変わるが、
フランスのオスカーとも云えるセザール賞で日本人撮影監督の永田鉄男が『エディット・ピアフ 愛の賛歌』で2度目の撮影賞に輝く。しかし今年のオスカー撮影賞に彼が選ばれてないのが不思議でならない。Roger Deakinsなんか2作品で選ばれてるのに、何でよ?って感じ。でもオスカー撮影賞を獲ったのはThere Will Be BloodのRobert Elswitだったので溜飲が下がった。一番分けの分からないのが外国語映画賞。今回はAustriaのThe Counterfeiters。とにかく不思議なのは候補に挙がっても可笑しくない作品がゼロ。アジアからは今回も無視された。欧州中心の部門だから仕方ないのかも知れんが、それにしても選考委員会は全員一回クビにした方がいいのかも知れん。とにかく今年のオスカーは例年以上に地味だった。本当に地味だった。てか、前日のIndependen Film Awardsと地味さは互角じゃなかったのと思ってる.....。The Criterion Collectionの5月リリースが発表になったんだが、今回はLouis Malle監督作品The Lovers(1958 邦題『恋人たち』)とThe Fire Within(1963 邦題『鬼火』)の2本とThe Thief of Bagdad(1940 邦題『バグダッドの盗賊』)の計3本。しかし今回も渋いの3本で来たなって感じ。ところで昨年4月に契約締結した大島渚のMerry Christmas Mr. LawrenceMishimaはどうなったのよ?それと最近、何か変なのはリリースタイトルが無茶苦茶激減してるって事。去年の12月なんか2タイトルだけだったもんな。それ以来、毎月2、3タイトルしかリリースしてない。これって昨年の世界的DVD市場の売上げ衰退が影響してるのかね?とにかく前は5、6枚は出してた様な気がする。う〜ん、DVD化権は穫っても、暫く寝かしてリリースって感じなのか?それと毎月中旬にはウェブで新作リリースを発表してるのに、今月は1週間ほど遅れてるし。ちょっと寂しい気もするぞ.....。


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