3D: The Next Dimension
Time誌が「3D映画の未来」と題して特集。キーパーソンとなる3人を選出し、映画監督のSteven Spielberg(右)、James Cameron(中)そしてDreamWorksのトップであるJeffrey Katzenberg(左)をフィーチャー。この記事がなかなか面白い。12年前に公開されたTitanicが3D映画として甦るらしい。インタビューで監督のCameronは「これから私の監督する映画は全て3Dになる」と断言。ここ数年、デジタル3Dの映画が目立つ様になり、アニメーションが主流だったが、これから先にも3D実写映画の公開予定作品が目白押しなんだとか。Cameronの新作AvatarやPixarの3D版Toy Story、そしてGeorge LucasはStarWarsの3D版を企画している。映画だけではなく、ライブやスポーツ中継も3D化するんだと。Jeffrey Katzenberg率いるDreamWorksはHPやIntelとタッグを組み、広大なスタジオを建設、世界最高のスピードを
誇るハイエンド・レンダリングコンピュータを15台納入。SpielbergはLord of the RingsシリーズのPeter Jacksonと共にTintinを共同監督しているが、自身初の3D映画について「これまでレンズに映った平面世界を片目で覗いていたが、今回初めて両目でファインダーを覗いている」と云っている。いいことばかりじゃない。問題は劇場側にある。今月中に全米にある約40,000スクリーンの内、2,000が3D上映可能となる。3D上映する為には物凄い改築費用がかかる。それは入場料も上昇する事を意味する。今、世は不景気。この問題を解決しないと、3Dは半世紀前と同じ道を辿ってしまうのではないかと危惧してしまう.....。1953 年に発行されたTime誌の特集は「3D映画」。アメリカ映画界にはこの「立体映像」と云うジャンルがあり、歴史と技術がある。古くは吸血鬼ものやポルノ 等、様々な形で存在していたが、80年辺りから姿を消しつつあった。理由はコストがかかるのと、面白い立体映画がなくなったからである。しかしここ数年、 この立体映画が復活の兆しを見せつつある。いや、「既に主流にさえなりつつある」と云う者までいる。事実、昨年大ヒットしたThe Dark Knightは通常の映画館よりも立体映像専門館の方が俄然、興収が良かったと云う.....。
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