Sunday, April 19, 2009

The Brothers Bloom


オスカー女優の菊地凛子のハリウッド主演作第2弾The Brothers Bloomなんだが、撮影が終了したのが2年前で、ようやく来月中旬に全米公開する事が決まった。話の内容はどうでもいいんだが、菊地はほとんど台詞がなく、顔の露出だけと云う何とも情けない出演作。それでいてポスターには堂々と名前が出てると云う不思議な映画なんだな。監督が35歳のRian Johnsonで、4年前に異色作Brickでデビュー。ワケの分からん映画だったが、業界では天才扱いされてた。で、問題のこの2作目なんだが、これが数字を上げられないと3作目はないって事なんだよな。新人監督はギャラが安くて済むが、転すと後がない。この辺が業界のトリッキーなとこなんだよな。今週の全米興収1位は初登場17 Againの約3000万㌦。2位も初登場State of Playの約1,300万㌦。11位のDragonball Evolutionの150万㌦で、累計が何と約800万㌦!2週目でやっと8億円って事か。製作費100億円でどうやってペイするのか?もう不良債権の域を越えてる.....。

不景気にもかかわらず、1本のCMの放映時間の長くなってるモノが多くなってると云う。日本のCMの8割は15秒だが、30秒以上のモノが増えてるんだとか。特に化粧品会社のは5分のモノがテレ東に登場。同社に拠ると、「ブランドの持つ世界観を伝えるのにはこれくらいが必要」と云ってるんだが、俺に云わせりゃ逆効果だろうがって感じなんだよ。興味のない視聴者にとっては絶対、ウザイとしか映らない筈。CM総研と云う会社があるんだが、そこの代表は「長尺CMは15秒CMよりも効果が認められつつある」と、業界ベッタリなコメント。俺なりに分析してみたんだが、CM出稿する企業が減ってる、つまりテレビ局は穴を空けられない。「1分のCMを15秒分の料金でどうでしょう?」とクライアント企業に出稿費をダンピングしてるだけなんだな。業界全体で視聴率が急落してんのに、CM料金だけ上がる筈がない.....。NHKによると、全国の地上波局の7%、ケーブル局の40%が2011年7月のデジタル化を延期すべきと回答してる事が分かった。対応地デジテレビの普及が遅れている事から、業界内での移行を疑問視する声が出ていると云う。現在、地デジテレビ普及率は半分にも満たない状態。俺なんか開始の1週間前に買うつもりだけどね。理由はその頃の値段は二束三文になってる筈だから.....。

総務省の国勢調査によると日本人の4人に3人は戦後生まれらしい。戦後とは1945年8月15日以降に生まれた人間で、総人口1億2769万人の内、9645万6000人が戦後生まれで、75.5%になるらしい。ちなみに「平成生まれ」は全人口の18%に当たり、日本人の5人に1人は平成生まれと云う事になる。人口増は東京、愛知、滋賀、神奈川、千葉、埼玉、沖縄等で、主に関東で人口が増えた。少子高齢化も恐ろしいほど凄いスピードで進んでる。20年後には3人に1人が65歳以上になるとも云われ、平成元年生まれの女が40代になった時、4人に1人が未婚のままなのだと云われてる。四国では4県とも少子高齢化が顕著なんだとか。今、海外ニュースで「日本でアザラシのロボットが老人ホームで人気」と云うのがあったんだが、年寄りが「私の友達です」と云ってるんだが、何故ロボットにこうも感情移入出来るのか不思議。奇妙と云うか末恐ろしくなってきた.....。


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