Saturday, May 30, 2009

Meeting with A Screenwriter at Hospital


入院後、初の面会人登場。しかも過去に一度の面識のない人間が俺に会いに来たわけだ。撮影監督のT氏の紹介で、ある脚本家から昨夜、俺のiPhoneに電話があり、俺が脚本家を探してると云うのをT氏から聞き、俺にコンタクトを採ったのだと云う。で、この人は40半ばの主婦で監督志望。この業界も20年近くになり、旦那はNHKのカメラマンなんだとか。前回、同じT氏の紹介で電話して来た子は20歳で、正直、年齢的にもこの企画する内容のキャラを執筆するのは無理ではないかと思い、会う前に相手の方がキャセルしてしまった。そこでT氏は倍の年令の主婦を俺に紹介してくれた。年令・経験と云う点では問題ない。この主婦は「是非、会って話を聴きたいので明日、病院まで行きます」と焦ってる様子。午後4時まで待ったんだが、一向に連絡すら寄越さない。ベッドで寝てたら、「こんにちわ〜」とカーテンを突然開けられ驚愕。見知らぬ主婦の顔がそこに。俺は「ベッド違うよ」と云いそうになったが、それは俺の待ってた主婦その人だった。で、二人で7階のレストランで2時間話した。彼女の経歴、映画のコンセプトを説明し、1時間経ったところで、主婦はこう切り出した。「お話を最初頂いたときは凄く嬉しかったです」と。「しかしこの10年以上、脚本家として正当な評価をしてもらった事がない」と云う。俺は思わず「はぁ?」と。要するに正当なギャラを貰った事がないと。これまで舞台脚本・監督などをやってたが、数万円しかもらってないのだと。俺はそこで「あの〜T氏にギャラはないって事、云われてません?」と訊いたんだが、「いや、それは知ってます」と。「初稿を無料で」と最初に云った筈なんだが、会う事で何とかなると思ったんだろうか。で、この主婦が俺に渡したのはその舞台のチラシ1枚。これでどうやって適任者かどうかを俺が判断出来るのだろうか?「あれ?やっぱ書いた脚本、持って来た方が良かったですかね?」と主婦。俺は絶句。それと映画の内容で、簡単なキャッチボールを相手に試みた。この日会う前に参考リンクを数本送ったんだが、「私、ネットで脚本のリサーチはしないんです」と来た。これでどうやってネタを詰めていくのか皆目検討も付かない.....。

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