来週13日に今年も開催されるCannes Film Festivalだが、世界中の映画配給会社のビジネスプランに異変が起きてるんだとか。現在開催中のTribeca Film Festivalでのセミナーではこれを突飛くに関係者が集っている。まず「ビデオや有料テレビの放映権が当てにならなくなって来た」と云う事実。このセーフティネットは80年代から90年代に隆盛を極めたが、ここ5年は縮小気味で、投資判断の大きなファクターには成り得なくなって来た。それと「劇場公開」に拘る理由はもうなくなっていると云う事。つまり一晩だけ美術館で公開とか、週末だけ公開等の小規模公開以上に小規模でも充分ペイは出来ると云う事。俺はこれに異論があるんだが、インディーズ映画を取り巻く状況が年々厳しくなっている事は事実で、回復の兆しは今のところ全く見えない。そして製作開始時点で完成後の宣伝を同時に考えないといけないと云う事。これは前から云われてる事だが、これまで以上に重要視される。なぜなら完成後、公開されない映画が急増してるからだ。それと「自分の映画を過剰評価してはいけない」と云う事。Slumdog MillionaireやJunoの様な映画は非常に希有で、誰でもがそう成れるわけではないと云う事実。とにかく業界は混沌としているわけだ.....。ゲイ映画を200本以上所有しているNew Yorkに本社を置くTLA社は従業員20名足らずの弱小会社だが、これからは新作を買うのは控え目にして、所有タイトルを世界中に売るとかライセンスする事に集中するらしい。それと買うにしても、「もっと早いプロセスで監督、俳優、脚本段階で関係を持ちたい」と、少数精鋭で1タイトルにもっと時間を割きたいとも。まぁこう云う会社がこれからドンドン出て来るだろうね.....。The Beautiful, Scary Robots of Shigeo Hirose from Gizmodo on Vimeo.
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