Saturday, June 13, 2009

"Inglourious Basterds" Getting 40 Minutes Shorter?


今夏、Quentin Tarantino監督最新作Inglourious Basterdsの公開を控えるThe Weinstein Co.だが、どうも業績悪化が予想以上に酷いらしく、最近経営コンサルタントを雇ってると云うマズい状況らしい。今年公開予定の作品が何本か他にもあるんだが、公開の目処が立ってないと云う状況にもある。渡辺謙と菊地凛子主演のShanghaiHolloween 2等、 配給予算が採れてないのか知らんが、窮地に立たされてる。今のところ、配給会社が潰れたと云うニュースはハリウッドから出てないが、もし現在の世界的不景 気による廃業第1号がハリウッドから出るとしたらThe Weinstein Co.かも知れん。とにかく1日も早くヒット映画が欲しいと。ところで先月のCannesでプレミアのあったInglourious Basterdsだ が、上映時間2時間半で、かなり評判が芳しくなかったらしく、これを恐れたHarvey WeinsteinはTarantinoに「後40分切れ」と要請してるんだとか。これは良い事。Tarantinoの映画って無意味に長い。ああいうス トーリーだと90分が限界だと思う.....。話変って配給会社ではないが、ハリウッドで90年の歴史を誇る老舗ポストプロダクション会社Pacific Titleが破綻したらしい。俺は個人的に取引がないんだが、ハリウッ度映画のエンドクレジットには必ずと云っていいほど出てた有名な会社だ。同社は現 在、作業中の作品を今月一杯で終了し、会社更生法を申請すると云う。同社の社長曰く「不景気と俳優組合のストで、全業界的に痛手を被っている」と分析。 1919年に元Warner Bros.の社員が設立。Ben HurGone with the Windを始め、最近ではTerminator SalvationWatchmenGran Torino等、 ハリウッドの代表作を数多く手がけた。日本でも昨秋からかなりの数、廃業に追い込まれてるポスト系の会社が多いが、アメリカも当然、ご多分に漏れずこの種 の破綻がこれからも増えるんだろう。Appleの所為とは云わないが、映画製作における、業務用(プロシューマー)マシンの低価格化で、個人で所有出来る 時代になった昨今、こう云うプロのベンダーに発注する手間が省けてると云うか、無用の存在になりつつあると云う事実もある.....。

先日、新宿の三省堂で買った別所哲也著「夢をカタチにする仕事力」を読む。役者でありながら映画祭を運営した来た この10年の顛末を書いてる。アメリカだとRobert Redfordか?で、中身なんだが、思ったよりもビジネス書に徹してるんで感心。人心掌握術や各ビジネスディシジョンを如何に素早く打つか等々。でも、 今考えたら中古本でも良かったかなって感じ。買い急いだと。本書に俺の知合いの名前も出てたが、正直、別所の短編映画祭は1回行って辟易。運営方が如何に も日本的で馴 染めない。何であんなにグダグダだんだろう。とにかく誰がやってようとも日本の映画祭は全く興味がない。バイヤーの来ない映画祭は全てクソ。あの映画祭に関して云うと改善の余地は腐るほどある。それと別所はもしかしたら役者業よりもこういうのが向いてたりしてな.....。

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