5年前、Cannesで世界に韓国映画の存在を知らしめた映画Oldboyだが、リメイク権を勝手にハリウッドに譲渡したとして、版権・出版元の双葉社が韓国の製作会社を現地で提訴。同作は近年中にSteven Spielberg監督、Will Smith主演でリメイクされる事が報道されているが、これに困惑してるのが日本の原作者と出版社。「リメイク権の第3者譲渡は契約にない」とし、韓国の製作会社2社を相手取ってるんだが、実はこの2社は既に存在せず、San FranciscoのCineClick Asiaと云う版権ブローカーの手に渡っていると云う。DreamWorksは静観視するしかないんだが、これに似た様な件は少なくない。韓国、中国の映画人と商売する時はこの辺を気をつけないとマズい.....。日本の映画配給会社GAGAがマネージメントバイアウトにより、親会社USENの元を離れ、同社会長の衣田氏が全額買い取った格好となった。USENは2006年に完全子会社化、映像コンテンツ事業に注力して来たが、外国映画買い付けで巨大損失を計上。近年、再編を促して来たが、「もう持たん」と手放す事に決定。会長と共に、住宅販売で業績を上げ、近年では映画にも投資して来た木下工務店と共同で買い取った。その値段が2億円。GAGAってそんなに安いの?ちょっとショック。でもこのGAGAって会社はよくオーナー企業が替わるよな。これで何社目だ?こう云うの悪運が強いって云うのか、良くも悪くも非日本的な会社だよね.....。
タレント愛川欽也(74)が念願の個人劇場をオープン。バブル崩壊後に中目黒に土地を買っておいたらしく、ようやく念願叶って劇場「キンケロ・シアター」を建設。全席133ほどの小劇場だが、建設費が7,000万円と都心の劇場にしては格安。愛川主宰の「劇団キンキン塾」の本拠地としながらも、他劇団にも貸出しする。「俳優、観客、スタッフが利用し易い設計」なんだとか。嬉しいのは「なるべく安く貸し出します」と愛川。2
階建てで、上には楽屋もあるんだとか。俺は劇場人じゃないんで用はないと思ったが、劇場内でオーディションってのも充分有り得る。アメリカじゃ普通だしね。日本もそうだと思う。それと不安なのは、この劇場がいつまで保つかって事。愛川は以前、個人劇場を一個潰してる。ましてや未曾有の不景気。ちょっとこの辺が心配。愛川は数年前に映画を二本監督。散々な目に遭ったらしいが、やっぱこの辺がクリエーターなんだな。嬉しいけどやっぱ心配.....。
30年以上続いたサブカル雑誌Studio Voiceが来月売りで廃刊決定らしい。理由は他の廃刊誌同様、「部数と広告収入の低迷」だそうだ。最高時は10万部の部数を誇っていたが、最近は数万部だったらしい。別ではマリクレールも廃刊決定。まぁネット隆盛の昨今、ファッション誌なんて誰も買わんよ。映画雑誌もそろそろ殲滅じゃないかしら.....。ついに家電でもプライベートブランドが出て来た。西友が42㌅の大型テレビを99,000円で販売開始した。家電ベンチャーのバイデザイン社が開発したらしいが、いや〜もうこれはデフレ以外ナニモノでもないだろう。ちなみに米国では42㌅で5万円前後で売ってる。これも時間の問題かもな.....。「湘南爆走族2」「テレビばかり見てると馬鹿になる」等のクダラんキワモノ映画を多数製作した、八王子在住の映画プロデューサー黒須功(44)が税金をチョロマカして在宅起訴。昨秋、リーマンショック直後、似た様な罪名でしょっぴかれた映画プロデューサーが数名いたが、今回久々に悪徳プロデューサーが吊るし上げられた。'06年~'07年の所得分1億5700万円を申告せず、所得税5500万円を免れたと云う。地検特捜部によると、映画製作の受注契約書を廃棄したり、山梨県に住民登録し、税務調査を逃れていたらしい。とにかくこう云うクソ野郎は二度と業界に戻れなくしてやるといい。どうせロクなモン作ってないんだから。業界じゃ全く不思議な話じゃない。如何に製作費を誤摩化して、懐に入れるかがプロデューサーの仕事。大ヒット映画「ク◎ー◎2」も製作費5億円の内、2億を誤摩化したなんて話も先週聞いたばかり。まぁこう云う輩はこれからもドンドン出て来るだろうね。10人や100人って規模じゃないって.....。Fluid Sculpture from Charlie Bucket on Vimeo.
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