Sunday, August 22, 2010

The Hindenburg Omen


奇妙な話がウォール街で話題になっている。恐るべき事に、近い将来、ニューヨーク市場が大暴落すると噂されてるんだな。この予言は「ヒンデンブルグの凶兆(Hindenburg Omen)」と呼ばれるテクニカル分析に基づくシグナルを根拠としている。ヒンデンブルグというのは1937年にニュージャージーで墜落した飛行船の名前です。経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると 「ヒンデンブルグの凶兆」理論は盲目の数学者Jim Miekka(ジム・マイエッカ)教授が1995年に構築した理論で、ニューヨーク株式市場の高値、 安値銘柄数や移動平均線などを基に算出されるらしい。 木曜日の時点で92の銘柄(2.9%)が過去1年の新高値をつけ、81の銘柄(2.6%)が過去1年の新安値をつけた。 先ずこの新高値、新安値がそれぞれ2.5%を超えることがシグナルの成立条件となる。 次にNYSEの10週移動平均線が上昇すると同時にマクレラン・オシレーター(McClellan Oscillator= 要するにMACDの様なモノ)が下降している必要がある。この状況が直近に2回至現すると「ヒンデンブルグの凶兆」の確度が高くなると云う。 この「ヒンデンブルグの凶兆」は1987年の大暴落の時にも見られたし、それ以降の大きなマーケットの下落に際しては 毎回現れていたと云う。ただウォール・ストリート・ジャーナルによると「ヒンデンブルグの凶兆」がシグナルを発しても マーケットが暴落しなかったケースも沢山あると解説している。大体、これが当たる確率は25%に過ぎないというアナリストもいる。

でもな、25%って異常に高くないか?宝くじの当選率よりも俄然、高いわな、これ。もしかしたら「二番底」が近いって云う見方も可笑しくない。歴史的に見ても、恐慌が来る前に、誰も予見出来ない訳で、これは1929年の時も、最近だと2008年のサブプライム、2009年のリーマンも突発だったわな。専門家を含め、誰も事前に警告出来なかった。俺は何となく信じちゃうけどね.....。

No comments: