Tuesday, August 31, 2010

Local Productions Going Out of Business


「映像京都」解散、「木枯し紋次郎」など支えた<職人集団>テレビ時代劇減少などで。大映倒産後、映画美術の第一人者、西岡善信さん(88)ら同社京都撮影所のスタッフが設立し、「木枯し紋次郎」など数多くのテレビドラマや映画を手掛けた企画・製作会社「映像京都」(京都市右京区)が31日、解散した。テレビ時代劇の減少などが理由という。伝統的な映像技術を伝えてきた<職人集団>が姿を消すことに、関係者らから惜しむ声が上がっている。大映倒産の翌年、1972年に創立した映像京都は、京都・太秦の松竹京都撮影所内に仕事部屋を置いて活動を続けてきた。照明、カメラなどスタッフは約60人で、時代劇から現代劇まで幅広く請け負い、映画は五社英雄監督の「薄化粧」(85年)や市川崑監督の「かあちゃん」(2001年)など約50本、テレビドラマでは古谷一行さんが金田一耕助を演じた「横溝正史シリーズ」、渡辺謙さん主演の「御家人斬九郎」など約200本の製作に携わった。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作「地獄門」(1953年)のセットなど、独特の映画美術で知られる西岡さんの腕を見込んで持ち込まれる仕事も多く、若い映画製作者の教育の場にもなっていた。しかし近年はテレビの時代劇が減少傾向。最近はNHKの「大仏開眼」、ワーナー映画の「最後の忠臣蔵」などの作品に恵まれたが、テレビ時代劇は減少傾向にあり、西岡さんの体調が万全でないことも考慮して解散を決定。社員の一部はフリーで仕事を続ける。同社が携わった作品は、今秋、関西テレビで放送予定の松本清張原作のドラマ「球形の荒野」が最後になる予定。西岡さんは「残念だが悔いはない。一緒にやってきた若手が今後活躍し、私たちが伝えてきた映画作りの技術を後世に残していってくれれば」と話している。

大きな損失  映画監督・中島貞夫さんの話「時代劇作りには途方もない知識と感性が必要だが、映像京都はそのノウハウと実行力をもっていた。解散は大きな損失だし、寂しく思う。中心メンバーは大映の倒産を経験しているので引き際も美しくしたかったのではないか」


と云う、地方プロダクション解散の記事をまとめてみたが、よくもまぁ今日まで持ったなと。とっくの昔に逝ってても可笑しくないこのご時世。地方がこれなんだから、当然、都内の製作プロダクションも悲惨。特に下請け。スタントの会社なんて、邦画がバブルでもアクションものが極端に激減してるので、地元警察の養成で学校とかに交通安全のデモアクションを見せに行ってるとこがほとんどと云うし、TVの下請けなんてもう踏んだり蹴ったりの状況。毎月、アチコチで廃業してるって話。邦画バブルがテレビ局を支えてると思いきや、広告収入の激減は邦画のヒットでどうにかなるもんじゃないとこまで来てる。関係ない話では、血迷った電通関西が若いディレクター22人集めて「電通デザイン忍者」なるモノを結成。こんなモン、俺なら絶対、クライアントになりたくないわ。TBSは相変わらず「水戸黄門」の再放送以外、数字が獲れないでいる。こう云う状況下で、地方プロダクションが延命出来る訳がない.....。

No comments: