
「円高・株安:連鎖止まらず 83円台、東証9000円割れ」24日の東京金融市場では、円相場が対ドル、対ユーロとも上昇したことを受け、日経平均株価の終値は前日比121円55銭安の8995円14銭と9000円の大台を割り込んだ。終値ベースでの9000円割れは昨年5月1日以来、約1年4カ月ぶり。円相場は夕方以降、ロンドン市場でも急騰し、一時1㌦=83円80銭程度と1995年6月以来約15年2カ月ぶりの高値を更新した。世界経済の先行き不透明感に加え、政府や日銀が円高対策を打ち出さないことで、円高・株安の連鎖が止まらない状況になっている。 24日の東京外国為替市場では、米欧の景気減速感の強まりを受け、ドルやユーロに対して円買いの動きが加速した。午後5時時点の円相場は1㌦=84円55~57銭、対ユーロでは1ユーロ=106円円74~78銭で取引された。東京市場で円相場が1㌦=84円台に突入した24日午後、野田佳彦財務相は緊急会見し「明らかに一方向に偏った動き。動向を注意深く見守る」と強調した。だが、為替介入の可能性について「コメントしない」と述べたことから、市場は「日本政府は円高阻止に動かない」と受け止め、円高は一時1㌦=84円15銭程度まで進行。対ユーロでも一時1ユーロ=106円10銭台と、2001年9月以来約8年11カ月ぶりの高値まで急騰した。円高は24日の東京株式市場を直撃。円高による採算悪化懸念から、輸出関連銘柄のSonyやTDK、トヨタ自動車などが大幅に値を下げた。日経平均株価は3日の続落で、連日で年初来安値を更新した。東証株価指数は7.06ポイント安の817.73。東証1部全体の63%の1057銘柄が値下がりし、21%の361銘柄が年初来安値をつけた。市場では、前日の菅直人首相と日銀の白川方明総裁の電話協議や野田財務相会見で、具体的な円高対策が出なかったことへの失望感が広がっており「9月6、7日の日銀の金融政策決定会合で追加緩和策が出なければ、円相場は1㌦=79円台、日経平均株価は8500円に近づく可能性がある」(日興コーディアル証券の河田剛氏)と円高・株安懸念は強まる一方だ。
とにかく凄い事になってるね。今日の午後3時に為替が84円台で東京市場が終わって、数時間後にロンドン市場で83円と云う、一体どうなってんの?って感じ。東証のトップが激怒してんだな。「政府は一体何をやってるのか?」と。この後、日本時間深夜にニューヨーク市場が開くが、ちょっとこれは寝れないわな.....。
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