INT. GOTANDA - NIGHT

Hiro Super at Ease 2010©Vermilion Editions

半年振りに一流俳優のヒロ・スーパーと五反田駅で再会。「何かちょっとスッキリしましたね」とマジマジと見られる。要するに「痩せましたね」と云いたいん だろう。春先に会った時は、俺の体重はゆうに100㌔は越えてた。それから適当ではあるが、医者に云われた通り、ダイエットしてる。ジムとか行ってないけ ど、家の前で早朝、縄跳びしてるくらいだ。今の体重は90㌔台と思う。ヒロ・スーパーには痩せた様に見えたんだろう。この後、駅前のバーガー屋に入る。そ こで数時間、アイスコーヒー一杯で喋り倒した。仕事の事、今やってるプロジェクトの事、俺の企画の進捗状況等など。「先生、読んでくれますかね？」と、俺 が提出したある俳優の事を訊いて来た。「まぁ最初は断られるだろうね。あの人は前からそうだから。問題はそこで諦めちゃいけない。ちゃんとフォローする。 簡単に諦めちゃいけない」と諭す。この俳優は、過去何度もオファーを断り、数週間後に「やっぱやる事にします」と前言撤回する事で有名な俳優だ。問題は来 冬、80歳。日本人の男の平均年齢が79歳である事を鑑みると、いつ逝っちゃっても可笑しくない年齢。これが断られるよりも一番、怖いんだな。死んだら全 て終い。何年もああでもない、こうでもないってやってた事が、水の泡だ。だから「早くしろ！」って回りに云われる。今日のヒロ・スーパーにもだ。ファミレスに移動して、600kcal強の晩飯を食う。とにかくヒロ・スーパーには活躍して欲しいね。とにかく自信家でもあり繊細さを持ち合わす希有なアーティストだ。希有でもねえか。とにかく俺の企画を進めないと.....。


7D 1000 fps from Oton Bačar on Vimeo.