Saturday, October 09, 2010

Disappearing Jobs

CNBCの面白い記事を発見。コンピュータ化によって「消滅する九つの職種」と云うのを掲載。2020年までに、約1割の職種が消滅すると云う。原因は「IT技術」から「アウトソーシング」等、多岐に渡る。これから進学就職を希望している高校生以下の子供を持つ読者には必ず読んでもらいたい記事で、自分の子供が就職した後、突然、「消滅」なんて事もあり得る訳だ。

◯リポーターと特派員

就業人口:61,600名(アメリカ)日本は恐らくこの半分近くではないかと思われる。
予想下落率:-8%(アメリカ)日本は-10%前後。
平均年収:$34,850(アメリカ)日本はこの2~3倍と見られる。

まず彼らを雇う新聞社、雑誌社、ラジオ局、テレビ局が軒並み減収、減益。しかもネットのメディアの勃興、隆盛で既存のメディアが数字的に大苦戦。数年後には、誰でも知ってるメディア企業が廃業に追込まれる事必至。正直、このトレンドはこの先、何年も続き、誰にも止められない。

◯保険業者

就業人口:103,000名(アメリカ)
予想下落率:-4%
平均年収:$56,790 

IT化での犠牲者となる職種の一つ。業界全体も縮小化する。

◯コンピュータ・プログラマー

就業人口:426,700名
予想下落率:-3%
平均年収:$69,620

コンピュータソフトのエンジニアは2020年までに3割増と云われているが、プログラマーは3%の減ると云われている。理由は専門職ではなくなると云う事。自宅で誰でもプログラム出来るソフトがこれからドンドン出て来るのと、この職種はアウトソーシング向けの職業になる。

◯裁判官

就業人口:26,900名
予想下落率:-3%
平均年収:$110,220

訴訟ハッピーな国、アメリカでもこの職種の必要性が減り、「予算削減の犠牲者」として消滅の憂き目にあうと予想される。

◯化学技術者

就業人口:31,700名
予想下落率:-2%
平均年収:$84,680

一部のケミカルエンジニアは引く手数多だが、製造業、薬品やガソリン、プラスチック、セメント、合成ゴム等の化学製品は厳しい時代となる。

◯広告

就業人口:44,600名
予想下落率:-2%
平均年収:$80,220

全体の就業人口は13%アップと活況が予想されるが、役職を持っている広告関係者は厳しい10年となるだろう。理由は長引く不景気。そしてメディア業界への影響で出稿費の激減。

◯重役

就業人口:400,400名
予想下落率:-1%
平均年収:$158,560

◯編集者

就業人口:129,600名
予想下落率:0%
平均年収:$49,990

iPadが出版業界を粛清するとは云われてるが、編集者の数は減らない。しかしそれは出版社の数と平均年収が変わらないと云う事ではない。サラリーマン編集者は粛清され、編集者はフリーランスの時代に突入する。

◯サラリーマン

就業人口:1,700,000名
予想下落率:0%
平均年収:$91,570

重役関係とダブる役職も多々。 この不況で二重となる役職はドンドン統合されてしまう。

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