午後2時に秋葉原に行く。ハードディスクドライブを買いに行ったのが3年振り?4年振り?とにかく駅前がすっかり別の街になってる。いい意味でも悪い意味でも。今日はここで試写があり、秋葉での試写ってのは初めて。駅前徒歩2分の新築中層ビルの2階。新築だけあって試写室も新しい。到着が開始ギリギリだったので、席には座れたが、ちょっと違和感を感じたのが、一ヶ月くらい前にネットで告知してたんだが、全100席の内、2割ほどの空席がある。無料試写で空席ってどう云う事よ?今日観た映画は「369のメシエトラ」。例の如く奇妙な意味不明なタイトルで客を吊ろうと、意味深さを強調してんだろうが、映画のマーケティングとか全く無視した題名付けに苦笑。どこの国でも客は興味のない映画を事前に調査しない。来場者の平均年齢は60代とか70代か?高齢者に特化した試写だった。プロデューサーと兄弟監督の退屈な挨拶の後、上映開始。30代の区職員が身寄りのない80代の老婆と知合い、恋に落ちると云うトンでも映画。老婆は資産60億円を持ってると云う。職場の人間達が怪しいと区職員を詰問するんだが、とにかく設定が無理のオンパレード。それと俺ならもう15分は切るね。長過ぎ。映画のブログによると、撮影終了したのは2年前。完成後、世界中の映画祭に応募したらしいが、どこも却下。見切りを付けて年明けに自主配給する運びとなったと。毎年400本もの日本映画が製作されてるが、その内、250本は完成しても行き場がないと云う悲惨な状況で、公開出来ても完成から2年後とかで、この映画もその一本だったわけだ。芝居も編集も脚本もドヘタクソだが、一個だけ特筆すべきは撮影。明らかな低予算で、恐らく1000万円前後?もしくは数千万円の映画だが、安っぽく見せてないのがこのカメラマンのテクニック。これだけは唯一の救い、そして秀逸。もっとこのDPの作品観てみたいね。この不景気にこの映画に1,800円出すヤツはいないし、不良債権化は避けられないが、「いい思い出作り」になったんじゃないの?むしろ監督よりもこのカメラマンだけは有望って感じじゃない?取り敢えず、上映後、さっさと駅に向かった.....。

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