Sunday, December 19, 2010

Sex Business Deflated

「高級ソープ店が1万2000円の激安店に変身した裏事情」
デフレ不況による「値崩れ」はジリジリと水商売や風俗の世界にも広がっている。かつて「高給」だっただけに、その“落差”は彼女たちの生活を衝撃的に変えている。 ノンフィクション作家の窪田順生氏がレポートする。

10月、風俗ビジネスに携わる人間たちの間に大きな衝撃が走った。「かつてプロ野球選手や芸能人もお忍びで訪れたことがある吉原の老舗高級ソープランド店『P』が総額1万2000円の“超激安店”にリニューアルをしたんです」(風俗ライター)
ご存じない方も多いだろうが、ソープランドには客が支払う総額が5万~10万円の「高級店」、3万~5万円の「大衆店」、そして2万~3万円の「激安店」とランクが分けられ、施設の豪華さや女性の容姿・年齢が変わってくる。江戸の昔から遊郭として賑わい現在も150ほどのソープランドが軒を並べる日本一の色街・吉原も昨今の不景気で閑古鳥が鳴いており、「高級店」が「大衆店」に姿を変えるのは珍しくないが、「P」のような半ばやけくそのようにも見える“叩き売り”は尋常ではない。いったい何があったのか。かつて高級ソープの店長を務め、現在は都内でデリバリーヘルス(自宅やホテルに女性を派遣する無店舗の風俗)を経営している男性はこう解説する。

「そもそも高級ソープはサラリーマンに向けたものではなく、自営業者や中小企業経営者に節税のために“浮いたキャッシュ”を注ぎ込ませるビジネスモデルな んですが、今はその彼らが苦しくて成立しない。そこで『P』は中途半端な大衆店にするよりも原価を下げて薄利多売に生き残りの道を見出したんでしょう。な にせ今は女が“値崩れ”してますから」(SAPIO 2010年11月24日号)

銀座ホステス残酷物語 (ゲンダイネット)  ●ツケの肩代わり、同伴ペナルティー、トイレットペーパー代も.....。不況の長期化で銀座にも閑古鳥が鳴いているが、ホステスの生活も悲惨だ。「ツケ」や「罰金」で借金地獄に陥っているホステスも少なくない。昨年末、フリーター全般労働組合の分会「キャバクラユニオン」が結成されたが、連日、水商売で働く人の相談が相次いでいる。すでに店側と交渉した事案は38件に及ぶ。11日、銀座の高級クラブAの元ホステス3人が、給与からの違法な天引きや未払いがあったと、店側を相手に未払い金と慰謝料を請求する労働審判を東京地裁に申し立てた。請求額は約430万円。3人のうちの1人の30代の女性は、「今年1月から辞めるまでの7カ月間、無給状態が続きました」という。申立書によると、この女性は2009年12月にスカウトされて入店し、以前働いていたクラブには客の売掛金約300万円が残っていたため、クラブAから借り、給与から分割で返すことになったという。採用時の条件は、3時間半で日給4万6000円。しかし、実際は客の売掛金を期日までに立て替えられないと、未回収分の10%が罰金となり、加えて、同伴しなかったぺナルティーなど、あらゆる名目で給料から天引きされたというのだ。店のトイレットペーパーやスプレーを購入する「厚生費」も取られた。これが月3万円以上で、昨年12月に約20万円を受け取ったのみで、その後辞める7月末まで1円も給与が支払われなかったというのだ。女性は「今年1月から店の経営不振に伴い、ペナルティーも多くなった」「店への借金、売掛金を全部払わないと給与を払わないと言われた。銀座の中でも特にひどい」と悔しい思いを打ち明ける。家賃を払えず家も追い出され、生活もままならなかったようだ。店側の弁護士は、「この件については、(女性側の弁護士と)交渉していたが一方的に打ち切られ、会見で店側を悪くいわれ怒りを感じている」と反論したが、他にはこんな店もある。「偽装倒産・退店し、経営者が新しい会社名で営業することも少なくない。その場合、働く女性は使い捨てです」(フリーター全般労働組合担当者)銀座のホステスもやってられないか……。(日刊ゲンダイ2010年11月12日掲載)

これまで何度も不況って発生したけど、今回のはちと違う。「エロは不況に強い」と80年代から聞いてるんだが、今回の、最近の不況は日本ご自慢の「風俗=射精産業」もご多分に漏れず、不況を煽りを受けてる。まずこの産業の末端とも云える「グラビアアイドル」と云う職業の出版物と映像ビデオ。これが呆れるほど売れてない。2008年秋のリーマンショック以降、デビューした数が例年になく激減してると云うんだな。世の男どもは、ああいうモノを買って、家で楽しむなんて事をしない。勿論、「ネットで観れるモノになんでカネ払うんだ?」と云う輩が多いのも事実。結末を急ぐが、「グラビアアイドル」って職業はもう無くなったと思っていい。そしてAV。これれも鳴かず飛ばずの状態になって久しい。ここ3~4年、DVD市場そのものが世界的にクラッシュしてしまい、ハリウッド映画のDVDでさえ数字がメーカーの予想に届かない状態が何年も続いてる。AVや写真集等の「間接風俗」だけでなく、実際のフルコンタクト風俗、つまりピンサロ、ソープ等も上記の様に煽りを受けてる。パチンコも激減、ストリップも古典芸能になりつつある昨今、日本の誇る20兆円産業である射精産業も衰退の一途なのか?


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