新作映画、封切り前にテレビ放映 業界に新風
米映画監督も兼ねる米俳優、メル・ギブソン(56)主演の最新作「ゲット・ザ・グリンゴ」が劇場公開を経ずにいきなり、テレビで放映された。衛星放送の有料コンテンツとしてだが、いまでは「メル方式」と呼ばれる、この公開方法は、映画ビジネスの先進的な収益モデルとして業界で注目を集めている。
作品は、大金を盗み逃走の末、国境を越えてメキシコ当局に逮捕されてしまう米国人の犯罪者が主人公のアクション映画。米大手衛星放送サービスのディレクTVが1カ月間9.99㌦(約800円)の料金で今月1日からスタートさせた。ディレクTVは加入2000万世帯の顧客に向けて、テレビCMや電子メール、インターネットを通じてプロモーションを展開中だ。
ギブソンは制作費として2000万㌦(約16億円)を出資。ディレクTVで公開される場合、従来の劇場公開と比べてより高い収益をより早く手にできるうえ、配給費の負担も軽減できる見込みだ。
作品の配給会社、20世紀フォックスホームエンターテイメントのマイク・ダン氏は「従来通りの劇場公開方式を取ることもできたが、有料テレビでの公開の方が浸透が早い。今後はこうした方式が急速に広まるだろう」と予想する。同氏の元には他社のプロデューサーらから問い合わせが寄せられているという。
一般に新作1本を全国約2000館の劇場で公開する場合、フィルムのコピーや広告宣伝にかかるコストは、およそ2800万㌦の計算になる。大手映画会社の年間配給本数は近年、減少傾向にあり、昨年の公開数は141本で、2006年との比較で31%減となった。このため独立系の映画製作者は別の公開方法を探さざるを得ない状況だ。
こうしたなか、ホームシアターの性能向上とインターネット経由による低価格の映画配信の普及により、映画作品を自宅で鑑賞する傾向が高まっている。米国では過去2年間に、衛星放送の有料コンテンツ購入件数が8%増の2億7800万件に達した。ビデオ・オン・デマンドの今年1~3月期売上高は、前期比6.8%増の5億500万㌦だった。
ギブソンは4月27日に出演したトークショー番組で、「ゲット・ザ・グリンゴ」が有料コンテンツとして公開される件についてこう述べた。「4人を連れて映画を見に行く場合、食べ物や飲み物代、ベビーシッター代やら何やらで100㌦はかかる。だがこの方法なら10㌦で済むよ」
最近は新作がなかなか劇場公開に至らないギブソンだが、その一因はトラブル続きの彼の私生活にもあるようだ。06年、飲酒運転で捕まった際の反ユダヤ的な暴言騒動や、10年の元恋人への暴力事件で、ギブソンの評判はがた落ちとなった。(ブルームバーグ)
ついにこう云う展開になってしまったギブソンのキャリア、そして新作映画の扱い。まずハリウッドはギブソンの扱いソノモノに困惑してる。10年前の監督映画「パッション」で世界中のユダヤ人を激怒させるも、映画は数十億円の低予算にもかかわらず、世界興収数億㌦とバカ当たり。しかしこれを映画業界のユダヤ人達が許す筈もなく、これ以降、ギブソンのハリウッドでの扱いは、ほぼ抹殺されたと云っていい。新作を出すも、全スタジオが無視。今回の新作も自己出資、自主制作、自主上映と、業界は殆ど手を貸さない状態での公開となった。これが顛末。勿論、これからもこう云う展開になっていくんだろうけど、ギブソン自身、いい役者なのは俺も認めるが、ユダヤを怒らせたら、もうダメなんだよな.....。

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