地デジ1年、目算狂う 視聴者参加の番組や空き周波数活用 スマホ躍進も壁に
東日本大震災で被災した東北3県を除く44都道府県で地上デジタル放送に移行してから24日で1年がたった。テレビのデジタル化や周波数帯の有効活用で 新サービスの誕生が期待されたが、現状では思うように進んでいない。スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)などの普及で、テレビの目新しさを強調できなかった部分もある。全国16万世帯が依然として地デジ未対応という課題も残る。
デジタル放送の特徴は映像とともに文字情報を送信したり、視聴者が番組に参加し、双方向でやり取りしたりする点にある。このうちドラマの出演者や筋書きなどを表示するデータ放送の導入は進んだ。
しかし視聴者参加型番組は減っている。選局や音量調節に使うリモコンが、番組に参加するには使いにくいことが原因の一つだ。さらに交流サイト(SNS)やスマホが急速に普及、テレビ局は番組と視聴者を容易に連動させることができるようになった。こうした事情もあり、テレビのインターネット接 続率は2割程度にとどまる。
1つのチャンネルを複数の映像に分割し、視聴者が見たいコンテンツを選択できるマルチ編成も低迷している。終了時間が読めない野球中継を想定したサービスだが、地上波で放送枠そのものが縮小したためだ。
アナログからデジタルへの移行には、もう一つの狙いがあった。テレビ放送に使う周波数帯は約3分の1に減少。空いた帯域でデジタルラジオや高度道路交通システム(ITS)など新しいサービスを提供しようとしたが、今のところ開始のメドが立っていない。
デジタルラジオは2013年秋にも開始する予定だった。しかし最大で1千億円とされる設備投資の負担割合を巡り、NHKと民放各局が対立。車同士の衝突事故を自動で防ぐITSは省庁間の調整が難航し、7月開始予定が延期となった。
4月に始まった携帯向け新放送「NOTTV(ノッティービー)」も空いた帯域の活用策だが、対応端末はNTTドコモの4機種、会員数は約6万人にとどまる。携帯各社はネット映像の配信に注力しており、新放送の存在感は薄い。
計画通りに進んでいるのは「プラチナバンド」と呼ばれる携帯通話に適した帯域の活用ぐらい。ドコモとKDDI、イー・アクセスの3社は15年ごろに同帯域で高速通信サービス「LTE」を始める。「現時点で新サービスとして良かったというのはない」。日本民間放送連盟の井上弘会長は、そう指摘している。(日経新聞)
業界的にガックリな1年だっただろうね。勿論、視聴者的にも。「再放送」「韓流」「補正下着の通販」が圧倒的に放映時間を占め、正直、大型テレビに買い替えたメリットは何だったのか、分かってない人が多いに決まってる。上の表にも、達成したモノ、出来なかったモノが表記されてるが、これから先、何年経っても代り映えしないのが、番組、映像コンテンツの質。クソ番組の繰り返しがこれからも続くのだろう。しかもNHKの解約や、地デジ化そのものに興味を失い、古いテレビを破棄したまま新品を買い控えてる人も少なくない。失敗も成功も、日本の地デジはこのまま腐った状態が続くんだろうね.....。


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