ソニー TV販売2割減 今年度、シャープも3割超 デジタル製品下方修正相次ぐ
電機や精密機器メーカーがデジタル製品の2013年3月期の販売計画を下方修正している。ソニーとシャープが液晶テレビをそれぞれ前期比21%減、35%減の水準に下げ、キヤノンもデジタルカメラを期初計画より100万台減らした。長引く内需低迷や欧州債務危機が響くほか、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)に需要を奪われる傾向も出てきた。新市場を創る「強い製品」づくりが急務だ。
ソニーとシャープが12年4~6月期決算の発表に合わせ修正した13年3月期のテレビの販売計画はそれぞれ前期比21%減の1550万台、35%減の800万台だった。ソニーは欧州や中国の需要が今後も冷え込むとし、シャープもエコポイント制度終了などによる内需低迷が想定以上であることを理由に挙げている。
ソニーは12年3月期に夏、秋とテレビ販売の見通しを下げたがシャープが第1四半期終了後に下方修正するのは異例。シェア拡大のために無理な価格競争を続けるのを避けた側面もあるが、両社とも期初からマイナス成長を見込んでいただけに環境の厳しさは増している。今後も下方修正が続くと業績や雇用への影響拡大が懸念される。
国内では11年7月の地上デジタル放送への移行から1年が経過、地デジ特需の反動減が一巡するはずの8月からは「持ち直すのでは」との期待もあった。だが大手家電量販店では前年比約4割減まで減った昨年8月の販売台数が、さらに半減している企業もある。
価格も下落傾向にある。全国2300店の家電量販店の動向を調査するBCN(東京・千代田)によると8月1~10日のテレビの平均単価は4万9700円で、前年の8月から6%低下した。
ロンドン五輪による追い風効果がなかった要因についてヤマダ電機の幹部は「国内のテレビ需要はここ3年で2500万台程度先食いされたとみられ、厳しい状況が数年続く」と指摘する。
販売が低迷している製品はほかにもある。ソニーはコンパクトデジカメ、パソコン、携帯型ゲーム機、ブルーレイ・ディスク再生機・録画再生機の販売計画をそれぞれ下方修正した。
海外の景気情勢が悪化したほか、デジカメと携帯型ゲーム機ではスマホの影響も大きいとみられる。スマホに搭載されるカメラは画素数がコンパクトデジカメと同水準に達しており、ゲームも専用機並みに楽しめる。このため利用者が急増、需要のシフトが顕著だ。
ただ、一眼レフや小型軽量の「ミラーレス」型などレンズ交換式カメラは好調。キヤノンは12年12月期のコンパクトデジカメの販売見通しを100万台減らし、2100万台としたが、レンズ交換式の分野では前期比27%増の920万台と従来予想を維持した。競合する製品に差異化できる技術があれば環境変化の影響は受けにくくなる。
今後もこうした独自性の高い技術の事業化が急務だ。ソニーやシャープ、パナソニックは電子看板や医療用など業務用ディスプレーを強化してテレビ事業の縮小を補う考えだが、一方でソニーがかつて生み出した「プレイステーション」、米アップルの「iPhone」のように新市場を創出する大型商品、技術が求められている。(日経新聞)
しかしソニーもシャープもそうだけど、合併、買収、統廃合って選択肢はコイツらには全く、ないのかね?このままの状態で、逃げ切れると思ってるんだろうか?不思議でしょうがない。日本メーカーの生き残り戦略は、唯一、会社数の縮小。余りにも存在理由のない会社が多過ぎ。自動車もそうだ。デジタル家電の価格はこれからも下がり続け、今のところ、価格戦争で常勝しまくってる韓国メーカーも、いずれ支えられなくなるだろうね。どっかの東南アジアの聞いた事もないメーカーが、10年後の家電市場を仕切ってる様な気がしてならない.....。


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