Thursday, September 20, 2012

Sorry Sony

国際競争力を失ったソニーの「血液はドロドロ」

2011年度、過去最高の赤字に転落し、資金繰りが行き詰まりつつあるシャープ。これは他人事ではない。週刊朝日は日本を代表する28業種100社の、以下の4指標をチェックした。

(1)有利子負債比率:この数値が高いほど借入金に依存している
(2)流動比率:この数値が低いほど目先の借金を返済する能力が小さい
(3)自己資本比率:この数値が高いほど返済する必要がない資金が多い
(4)売上高の増減:この数値が増加している会社は成長している

 企業は、借金や自前資金で設備投資をして売り上げを伸ばすことで、成長しようとする。シャープの場合は、有利子負債比率が上昇し、売上高は1兆円近く減少している。これは、設備投資が失敗だったと読み解くことができる。

 電気機器分野を見ると、ファナックやキヤノンの勝ち組と、ソニー、NECなどの苦戦組に二極化しているのがわかる。

 第一生命経済研究所の永濱利廣エコノミストは、電機についてこう指摘する。

「国際競争力がポイント。新興国が技術で太刀打ちできない分野はまだ日本企業が強い。逆を言えば、ソニーなど苦戦組も海外で戦える商品を作れば復活する」

 国際競争力がある商品を失って久しいソニーは、リーマンショック前と比べて流動比率は落ち込み「血液はドロドロ」に。自己資本比率も減少し、「体格」も細ったという傾向が読み取れる。※週刊朝日 2012年9月14日号
ライバルのシャープが厳しい状況化に追い込まれてるが、ソニーも人ごとじゃない。国内外に数十万人もの従業員がいるんだが、特に個人的に映画関係部門は心配だよな。正直、家電とかゲーム部門と比較し、なんとか乗り切れてる様にも見えるが、本体が倒れたら、当然、生き残れるわけがない。1万人前後の解雇を実施しても、全く経営状態は回復しないし、新社長になっても、株価は下がる一方で、改善の兆しはゼロ。Panasonicとの統合も視野に入れるべき時なんじゃないか?

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