iPhone投入でも過去最悪 「ドコモ離れ」なぜ止まらない?
「高い」「在庫不足」「つながりにくい」
V字回復を期待していたドコモ関係者は、ガッカリだろう。電話番号を変えずに通信事業者を変更できる「番号持ち運び制度」を使った9月契約者の転出入で、ドコモの顧客が13万件も流出したことが6日、わかった。新規契約から解約を引いた純増減も約6万7000件の純減で、過去最悪だった。9月20日に 念願の新型iPhoneを発売したのに、効果がまるで出なかったことになる。
ドコモは「在庫不足のせい、勝負はこれから」と強気だが、それ以前にドコモiPhoneは評判が良くない。auやソフトバンクでは当たり前の「プッシュ通知」(メール受信を知らせる機能)が非対応だし、ドコモが独自で提供してきた「ケータイ補償 お届けサービス」などのサービスが軒並み使えなくなった。 故障してもドコモショップでは受け付けてもらえないなどと、“ないないだらけ”なのだ。
3社でデータ通信速度が最も遅いのも、ドコモだ。第三者機関やネット系専門サイトなどがテストを繰り返したが、山手線全駅における高速通信規格「LTE」の速度テストでは、ドコモがほぼ全敗というありさまだ。
「スマホユーザーは、通話よりネット接続の速さを優先します。ドコモiPhoneは、電車待ちの間にネットを使おうにも、データ表示に30秒以上かかる “パケ詰まり”が多すぎるというユーザーの苦情が多い。データ通信速度が改善されないと、ユーザーは増えないでしょう」(ITジャーナリストの井上トシユキ氏)
通信速度が遅いのに、端末価格が最も高価なのも実はドコモ。「iPhone 5s16GBモデル」の端末価格をキャリアー3社で比べると、auとソフトバンクは6万8040円で、ドコモは9万5760円と、2万7720円も高い。
3社とも、割引サービスでユーザーの負担は“実質ゼロ円”とうたうが、2年以内に契約を解消した場合は、端末代金の残額を精算することになる。こうなると、ドコモの端末価格は他社より重くのしかかる。
前出の井上氏は、ドコモのiPhone戦略にもミスがあったのではと、こう続ける。
「ドコモには〈つながる〉という安心感がありましたが、今やそういう心配は過疎地や山間部に限ってのこと。都市部のiPhone好きの若い世代には〈やっ ぱりiPhoneはドコモだよね〉という説得力にはならないのです。auとソフトバンクがさまざまな企業と組んでサービスを拡充しているのに、ドコモはい まだに自前のサービスに拘泥している。ユーザーには魅力的に映っていません」
ドコモは年末から冬にかけて、キャッシュバック攻勢をかけるとウワサされるが、目の肥えたiPhoneファンを納得させられるのか。(ゲンダイ)
ちょっとタイミングを失した感があるね。docomo幹部も「話が違うじゃねーかよ!」って憤慨してるだろうね、今頃。日経は「アップルとdocomoが歩み寄った」と誤報を流してたが、大ウソ。歩み寄る理由がアップルにはない。新作スマホがかくの如く失敗に終わったdocomoが、アップルに「頼むからiPhoneをうちでも売らせてくれ!」と、泣き脅したに決まってる。NTTを批判するのは構わんが、するならこのiPhoneの月額料金の見事なまでの横並び。これを批判するべきだね。何なんだよ、これ?孫正義なんか、iPhone出した当時、「他社が安くしたら、うちは翌日、必ず更に安くする」と息巻いてたわけよ。で、市場が落ち着いたらこれかよって。全く日本の市場はヘタレばっかだな.....。

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