Thursday, May 27, 2004

My Fave Books


本は読むね。結構。でも最近はそうでもネエか。今日読んだのが、というか再読したのがThe Danish Girl(講談社訳刊)。世界で初めて性転換手術をした男と妻の物語。うーん。画が浮かぶね。正直尋常キャラな奴にはちと難しいね。感情移入しようたっ て無理なんだから。俺はと言うとそういう奴が周りに昔居たんだ。そいつを照らし合せて読んでるから笑える。でも妻役が何か訳分んないんだよね。もうちょっ とアメリカ人だったら情熱的に愛せよ!って言いたくなるんだけど。まあ事実をベースにしたノンフィクションだから仕方ねえよな。もし良かったら読んでみ て。それと有吉佐和子の『非色』。取材仕込み捲ってる作品に駄作はないね。俺の人生とは関係ねえ話だけど、結構吸込まれる。他には『悪女について』。生涯 読んだ本のベスト5に入る。今聴いてるのは坂本龍一のアルバム『CHAZM』。中でも六本木ヒルズのテーマ曲。これいい。レビューで言われる程悪くない。 後、いいのが韓国人がラップしてるUndercooled。牧歌的なというか演歌っぽいラップが新鮮。韓国人使うなんざ、坂本のアンテナは広いね。 で、これに韓国人訛の英語が入るとさらに新鮮。もう100回以上聴いたよ。War & Peaceも良い。坂本龍一って50過ぎても全開だね。しかしヤンキーズ(スじゃない)の松井もすっかり普通のB級選手に成り下がっちまったね。日本 じゃ凄かったのに。松井見てると本当にメジャーは奥が深いわ。映画Hollywood ShuffleをDVDで観る。恐らく日本では公開されていないと思うが、一連の映画業界を舞台にしたコメディ映画の1本だ。主演・監督・脚本はロバー ト・タウンゼント。クレジットカードで1千万円を借り、製作に漕ぎ着けた。興収は87年当時で約6億円。大成功だ。仕事のない黒人俳優。白人プロデュー サーに言われた通り、アホな黒人を演じるべきなのかどうか?黒人が黒人をバカにするくだりや、映画業界に巣食う輩の描写が笑える。当時のハリウッドは黒人 俳優がいても、黒人監督はスパイク・リーくらいで、全く存在すらしていなかった。当時アメリカにいた俺もこれには不満があった。しかし今は21世紀。黒人 監督が数多く登場し、黒人映画だけでなく白人映画の監督にも黒人監督が起用されるようになった。今夏公開のディズニー歴史超大作『キングアーサー』や来夏 公開のSF超大作『ファンタスティック・フォー』しかり。そして中田秀夫や清水崇ら一連のJホラー映画の監督のハリウッド進出。世界的な映画の趣向の多様 性が蔓延している。これも全てインターネットのお陰か?

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