Saturday, June 12, 2004

Overcoming Writer's Block...


今日もこれ。Writer's Block...作家が急に書けなくなる事。脚本を執筆し始めて早3年。遅々として進まない。これいう日記なんかはわけないのよ。さらさらっと書けちゃ う。ところがだ、こういうクリエーティブ系執筆モノだと訳が違う。取り敢えず何が問題か詳細ではないが書いとく。まず現在22㌻程を”完成”させた。実は この22㌻は本筋、根幹となるストーリーの中心たるものではない。では何か?再度書くが、これ迄書いた22㌻は全て本筋となるストーリーはない。これまで のは全てサブプロット。つまり根幹となるストーリーに付随する味付け話に過ぎない。つまりこのサブプロットだけで数年を費やしたと言う事だ。情けな い...。しかしだ。ここで落胆しても先には進めない。取り敢えず来週から取材を進める。ちょっとスケジュール的に辛いんだけどね。何とかします。はい。Steven Spielbergの新作『The Terminal』が来週末、全米公開される。主演はいつものTom Hanks。今回は東欧州出身の旅行者を演じる。勿論、東欧訛で。でだ、過去に外人を演じるハリウッド俳優で当たった映画はあったか?が俺の疑問だ。最近 だとHarrison Ford主演の潜水艦映画『K-19』があった。アメリカ人のFordがこの作品でロシア原潜の艦長を演じる。しかもロシア訛の英語で。これは100億円 映画にも関わらず大こけ。勿論、アメリカの観客は『Indiana Jones』等で、お馴染みのヒーローであるはずのFordがロシア人になり、妙なロシア訛の英語を喋るもんだから観客は愕然。全米から無視されてしまっ た。お陰で監督のKathleen Bigelowは、これ以降映画を撮らせて貰ってない。要するに業界から干されているのである。で、今回の『The Terminal』。この作品は実話で、実は俺、何年か前にボストンの新聞記事で、この男の話を読んだ記憶がある。で思ったのは、これSpielberg が映画にしたら面白いだろうな、と。で本当にそうなった。孤独な男の孤独な旅。正にSpielbergの大好きなストーリーだ。でもHanksは思いつか なかった。俺だったら全く無名の東欧の俳優をキャスティングするけどな。そんでもって脇役は有名人で固める。もし万が一、この映画がこけたら、それは主演 のHanksのせいだろうね。間違いなく。美術は圧巻です。

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