早川書房から出ているEdward Jay Epstein著The Big Pictureを読む。ハリウッド100年の歴史から現在のビジネスプラクティスを詳細に書いていて、日本でこう云うハリウッドビジネスの本が出るのは久々と云うか探すのさえ難しい。これも邦画ビジネスが調子いいんで、日本の中途半端な経済評論家に書かせるより、海外の翻訳本を出した方がマトモだろうと云う出版社の読み。で、2,000数百円出してamazon.comで買ったわけだが、500㌻の読み応えありそうな本書の最初の180㌻には、Sumner Redston、Rupert Murdock、盛田昭夫、Steven Ross等、ハリウッドの大物達の略歴が記されているが、知ってる事ばかりで、何も目新しい事は書かれていないので退屈。この部分は入門書レベル。てか知らなくても良いと思う。本書の味噌はこれまで書かれる事の無かった金の流れ、つまり売上げは何処に行って、何処で濾過され、何処に行き着くのかが記されている。俺の採点は★★★☆だな。
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