Monday, December 29, 2008

Good Cop, Bad Market


James Cameronの1997年Titanic以来の劇場公開作品Avatar(写真)の撮影が終わり、現在2009年12月の公開を目標にポストプロダクション中なんだが、とにかく内容らしい内容が全く明らかにされてない。凄く楽しみではあるが、同監督のTrue Liesとかの「大雑把系アクション映画」だったらちょっと哀しいね。10年待ったんだから。今年最後の全米興収が発表された。1位はコメディのMarley & Meの3700万㌦。2位もAdam Sandler主演のBedtime Storiesの2800万㌦。意外なのは俺が今年一番注目してたThe Curious Case of Benjamin Buttonの2,700万㌦。本作は上映時間が2時間40分と、とても短編小説の映画化とは思えないほど長い。これが興収の足を引っ張ったって感じもしないでもない。しかし11年前のTitanicは上映時間3時間でも興収ギネス記録を作ってる。取り敢えず来週以降に注目。4位はTom Cruise主演Valkyrieの2100万㌦。これもハイプロファイルな映画ではあったが、何せ批評家の評判がすこぶる悪い。最近ヒット作のないTom Cruise。彼の時代は終わったのか?Jim CarreyのコメディYes Manも公開2週目の累計が5,000万㌦と、これも厳しい。Keanu ReevesのSF映画The Day the Earth Stood Stillも公開3週で6,300万㌦と、人が入ったのは初日だけだったという哀しい事実。正直、どれも観てないんだが、内容が悪いからか?それとも単に不景気?毎年12月は映画興行で一番忙しい筈。数字的に見てもちょっと厳しい様な気がする。今年もいろいろあったが、やっぱここ数年、ハリウッド映画の質がかなり落ちてるわな。数字でも明らか。何か対策はないのか?リメイクは構わんが、クダらん続編は止めてくれと.....。

マクドナルドの「さくら疑惑」だが、大阪店だけじゃなく東京でも「さくら」を雇ってたらしい。モニター調査と称し、一店舗につき数百人を雇って、店頭前に並ばせたらしい。これの何が問題かと云うと、上場企業がサクラを雇い、当日の売上を大々的に誇張して公表してると云うセコさが公正取引委員会を怒らせたわけだ。「サクラはマーケティング技法の一つ」と、開き直り。どうもあそこの社長って、前の謝罪会見でもそうなんだが、謝罪って顔してないんだよね。「何が悪いの?」って感じ。前Appleの社長だけに頑張って欲しいと思ったんだが、どうもあの顔には納得いかないんだよね。確かに旨いよ、クオーターパウンダー。アメリカのより旨い。正直、俺も最近ハマった食いモンの一つなんだけどさ.....。

後数日で今年も終わりだってのに、日本に生息する約5,000万人の社畜達の断末魔の叫びが止みそうにない。相変わらず浮浪者と云うかホームレスの数が増える一方。特に景気ドコロと云われた名古屋が酷いらしく、毎晩駅前に炊き出しに長い行列が出来るらしい。いわゆる派遣とか契約とか云うブルーカラーの人達が犠牲になってるんだが、ホワイトカラー(社畜)はこの未曾有の大不況を他人事の様に思ってるに違いないが、来年はお前等の番だってのよ。TOYOTAが来春以降の甲子園球場での広告出稿を更新しない事を決定。これはプロスポーツの世界に大打撃。北米ではGMがメジャースポーツのスポンサーを降りてる。損保3社がついに経営統合。三井住友海上、NISSAY DOWA、あいおい損保の3社が「もうダメポ」と云わんばかりに、ギブアップ。ついにライバル同士で合体する事に。早ければ秋にも統合終了する。少子高齢化と不景気で経営維持が困難に。まぁ長年に渡る「保険金未払い」の罰が当たったんだな。自民党の動物愛護議員連盟が「ペット税」を提案。無責任な飼い主を減らす為だとか。いいんじゃないの。日経新聞によると、年明けから食品、日用品の大手メーカーがスーパー等の小売り向けの価格を引き下げるらしい。小売りの求めに応じて4割近くが出荷価格値下げが実質の値引きに当たる「販促奨励金の積み増し」に踏み切る。これにより仁義なき価格戦争が一層鮮明になり、倒産・破綻もこれまで以上にに増加する事は間違いない。うちの近所の西友等も「あれ?これってこんなに安かったっけ?」と、思わせる様な商品が思いの外、多い。とにかく2009年は「戦後最悪の危機到来」って感じだな。明後日で2008年が終わる.....。


Jim Cameronの自主映画。
Terminatorの片鱗が垣間見れます。

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