Saturday, February 28, 2009

Yukio Mishima's Mediocre Classic Film


先日、邦画専門チャンネルで高林陽一監督作品「金閣寺」を観た。観たと云うか初めて観た。噂には聞いてたが凄い映画だね。吃りの学生が自らのコンプレックスを克服する為に金閣寺に放火する。撮影が70年代の邦画らしく、クスんでるところがいい。それと主演の篠田三郎。俺の世代だと「ウルトラマンタロウ」の東光太郎役が懐かしい。篠田三郎はこの後、いろいろやってたらしいが、今じゃ舞台俳優専門らしく、映画はちょっとだけって感じで寂しいね。原作はあの三島由紀夫。原作は読んでないんだが、実際の事件をベースに執筆したって云うから面白い。これまで映画化された三島原作って20本くらいある。俺も出来るだけ全部観たいと思ってるんだが、正直、面白かったと云えるモノって1本もない。敢えて云うなら三島自身が主演した「からっ風野郎」。アメリカで買ったDVDなんだが、これは結構面白い。てか、Brian De PalmaがCarlito's Wayでパクったんじゃないかと思うくらいだ。でも三島作品の最高傑作は「禁色」でしょうよ。映画化されてないけどな。「禁色」を映画化せずに三島映画を語れるかってんだ.....。

先日、SONYの社長が「退任」と書いたが、事実上の更迭。つまりクビだった事が分かった。Howard Stringer会長が押し進める「エレクトロニクスへの回帰」が事実上の失敗に終わり、その責任を取っての更迭となった。薄型テレビやデジタル家電の売れ行きが全く芳しくなく、見方によっては見せしめとも思える更迭劇。SONYは今後、映画やゲーム等のソフトに活路を求めると云う。会長自身の出処進退については「世界同時不況で仕方がない。もっと酷い会社もある」と釈明。更にSONYはエレクトロニクス部門に40代の4人をトップに置いた。この中から次期SONY社長が誕生する事は間違いないとみられる......。

EUの失業率が8.2%に上昇、失業者が1300万人を突破し、東京都の人口を越えた事になる。EUのインフレ率も鈍化傾向にある。好調ロシアも金融危機の深刻化や、資源エネルギーの需要減が懸念されている。英国では大手銀行が相次いで損失を発表している他、デンマークとフィンランドが景気後退期に突入している。これはもう世界的規模の不況が沈殿し始めてると云って良い。10月にある恒例の東京モーターショウだが、規模縮小が避けられない状況にあると云う。出展見送りを決めたのは米ビッグスリー、日野自動車、三菱ふそう、日産ディーゼル等、最終的に海外だけでも20社以上になると云う。こりゃキャンセルだな.....。




痛そ〜

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