深夜に近所の100円ショップで買いもんしてたら、久しぶりに近所に住んでる弁理士のヤツと遭遇。白髪が混じってたんで、相当苦労してんなと思いながら、軽く挨拶をしてそこを去る。帰宅してネットサーフィンしてたらYahoo!のアメリカ版で、「何故白髪になるのか?」と云う短い記事があったので読む。要するに「髪の中にあるケミカルが連鎖反応を起こし、髪の中も外も白くしてしまう」らしい。カタラーゼと云う酵素が不足すると、白髪が目立つんだとか。と云う事はカタラーゼの入ったヘアケアプロダクツを買えって事か.....。
久々に骨太な本を読む。映画監督の熊井啓が書いた「映画「黒部の太陽」全記録」と云うメイキング本。ハードカバーが4年前に出版され、今年年明けに文庫化された。映画「黒部の太陽」は40年ほど前に製作公開、観客数も800万人を越えた当時の大ヒット作。日活の社員監督だった熊井は企画を会社に出し続けるも、一度としてゴーサインを貰えず2年が経っていた。これはもう飼い殺し状態だった時、あるインディーズ系のプロデューサーからノンフィクション本の映画化を打診される。世紀の難工事と云われた黒部ダムの建設を描く大作だった。企画の幹事は日活から独立した俳優石原裕次郎と三船敏郎。しかしこの二人の行く手を阻んだのは当時、違法とも云えるカルテルを組んでいた邦画5社。この5社以外で製作される映画は基本的にどこも配給しないと云う暗黙の了解があった。本書をここで紐解くと、長文になってしまうのでここで締めるが、当時のクソ邦画界の悪しき商習慣が仇となってこう云う映画が産まれたと云える。アメリカなら速攻で訴訟になる。勿論、組合だって黙っちゃいない。しかし日本の組合は仕事を干されたくないから、どこもダンマリを決め込む。「自己完結国家ニッポン」の一端がこう云うところに垣間見れる。正直、邦画界もそろそろ第2の斜陽時代に入ったかなと思っちゃいそうだけどね.....。アイアイの行水.....。
No comments:
Post a Comment