Saturday, May 16, 2009

A Less Crowded Cannes, and Perhaps a Silver Lining


Cannes Film Festivalが今年も開催されてる。「絶対、今年は....」と、俺も狙ったんだが、やっぱ脚本すら完成してない状態じゃ無理。今年の映画祭は例年になく厳しい様で、会場の周りにはいつも数多くの映画やスポンサー企業のビルボード、看板が軒を連ねてるモンなんだが、今年は世界的不景気でかなり削減を余儀なくされてるらしい。上映ラインナップもちょっと寂しいね。大御所Francis Ford Coppolaが新作Tetroを上映したらしく、評判が良かったらしいんだが、こう云う映画祭で評判が好いってのは、過去を振り返ってもちょっと眉唾だよな。ただこの作品、タイトルシーケンスはセンスある。ある日本のマスコミは今年のCannesで、邦画がコンペにエントリーされてない事に困惑してる様で、「『おくりびと』がモントリオール経由でオスカー受賞したので、嫌がらせじゃないか」と書いてるとこがあったが、俺に云わせりゃ「アホか」と。まず第一に邦画の過剰評価に日本のマスコミは早く気づくべき。恐らく相当数の邦画がこの映画祭に応募してると思われるが、ほぼ全てコンペ部門では却下されてる。俺に云わせりゃ「おくりびと」は完全にマグレだと云う事。邦画だから即入選って事になるわけがない。今回の速報ではJohn WooのRed Cliffの北米公開がようやく決まったらしいのだが、売却先がMagnet Releasingと云う世界の低予算映画専門配給会社。松本人志の凡作「大日本人」もここから北米公開される。ちょっと100億円映画が低予算配給会社からリリースされるなんて、John Wooも舐められてるよな.....。

理化学研究所は2010年の一部稼動を目指し、日立製作所、NEC、富士通の3社で共同で進めている次世代スーパーコンピュータの開発から、NECが離脱すると発表。また日立も離脱を決定した。計画の大幅見直しは必須で、国が目標とする演算速度世界一の奪還に向けたプランが一気に不透明になった。1,150億円を投じて神戸に建設予定だったが、運営会社の理研は研究棟の建設を一旦停止する。この分野はアメリカだと、企業よりも大学の研究機関等が一所懸命なんだが、なぜか日本は企業が頑張ってる。特にAppleはコストが数千分の1の値段でMac Proを連結してやってるので評判がいい。それとこんな事に数千億の税金を投入して何をするんだ?更にこの3社って、俺が思うに先がない会社ばっか。日立は先日の決算発表で8,000億円以上の史上最悪の赤字を記録したばかり。これって自動車業界で云うフォーミュラ1だよな。F1車は毎年、開発されてるわけだが、これを一般に市販しようと考えてる会社はない。飽くまで自動車業界の酔狂だよな。スパコンはコンピュータ業界にとってのF1なのかもな。クダラんチキンレースはもう止めにした方がいい.....。


Lars von Trier's Antichrist - Official Trailer from Zentropa on Vimeo.

No comments: