"The Matrix"シリーズのWachowski兄弟が新作に乗り出した。脚本は完成し、俳優達を呼んで、台本読みをしてると云う。新作映画は"Cobalt Neural 9"と云う、米兵とイラク兵のラブロマンスと云う、いかにもこの兄弟「らしい」コンセプトだ。ハリウッドのエージェント達は連絡を貰っても、脚本を一切読ませてもらえないらしく、「極秘企画」として扱われてると云う。これだとエージェント達は、自分のクライアントである俳優達にオーディションを受けろだの、合格しても出演すべきかどうか、アドバイスしようがないと云う。しかしこの10年、インターネットの隆盛で、容易に極秘企画がアップロードされてしまい、映画業界も細心の注意を払わざるを得なくなっているのも事実。これにより、ハリウッドのオーディションの仕方が変わっているのも事実だ。脚本をフルで読める機会もエージェント達にはなくなってきている。"Spider-Man"とか"The Transformers"のような企画は、まず俳優にとっても事前に読める事はない。「"CN9"は最近、急増してる極秘企画の1本だ。エージェントやマネージャーに脚本を読ませずに、どうやって俳優に云えろと。仕事にならんよ」と、ベテランのマネージャーは云う。「もし俳優がラッキーなら、オーディション会場に行って、後ろで誰かに監視されながら、本読み出来るとは思うが、こう云うケースは、Woody AllenやSteven Spielbergの時にしか有り得ない事だったが、今じゃ、業界全体に蔓延してる」と。エージェント達に訊くと、最近あったケースでは、Universalの"Battleship"やFoxの「猿の惑星」の前編”Rise of the Apes"、"X-Men: First Class”"Twilight Saga"シリーズ、そして"The Hobbit"等でも同様なケースがあったと云う。エージェント達に云わせると、俳優に関しては、スーパーヒーロー役には新人を使い、ベテランスターには興味ないのだと云う。アメコミ映画の主演を狙ってる役者達で、脚本全部を読めた者はいなかったらしい。なぜ、こう云う事を?理由は簡単、セキュリティだ。プロデューサーやスタジオの重役が、脚本をエージェントに送信、配達すると、自動的にエージェンシーの図書室の蔵書になる。ここにはエージェンシーで働く新入社員が自由に立ち入る事が出来、当然、勝手に極秘企画も閲覧可能になる。これが問題の始まりで、新入社員は勝手に外に持ち出して、ライバルエージェンシーの社員と交換したりする事も少なくない。これがネット上に掲載されたらおしまいだ。ネットでこき下ろしても、ストーリーを暴露しても違法にはならない。「日に60人位しかアクセスのないブログだと、大したダメージはない」と、秘密主義はバカバカしいと考えるエージェントは云う。「もっと重要なのは、公開前の映画がネット上にリークされる事の方が心配だ」と云う。最近公開されたChris Nolanの "Inception"は、極秘を守り通して大ヒットした映画だ。次回作とされる"Batman"と"Superman"でも同様に公開まで完全極秘で製作される。アメコミ映画は最近、このパターンで製作されているが、ゲイ映画がこう云う扱いをされるのは初めてではないかと.....。Production diary for my movies since May 25th, 2004...and Mac, Movies and MLB. 2004-2015 © Vermilion Editions, LLC.
Monday, August 16, 2010
Cobalt Neural 9: No Script for You!
"The Matrix"シリーズのWachowski兄弟が新作に乗り出した。脚本は完成し、俳優達を呼んで、台本読みをしてると云う。新作映画は"Cobalt Neural 9"と云う、米兵とイラク兵のラブロマンスと云う、いかにもこの兄弟「らしい」コンセプトだ。ハリウッドのエージェント達は連絡を貰っても、脚本を一切読ませてもらえないらしく、「極秘企画」として扱われてると云う。これだとエージェント達は、自分のクライアントである俳優達にオーディションを受けろだの、合格しても出演すべきかどうか、アドバイスしようがないと云う。しかしこの10年、インターネットの隆盛で、容易に極秘企画がアップロードされてしまい、映画業界も細心の注意を払わざるを得なくなっているのも事実。これにより、ハリウッドのオーディションの仕方が変わっているのも事実だ。脚本をフルで読める機会もエージェント達にはなくなってきている。"Spider-Man"とか"The Transformers"のような企画は、まず俳優にとっても事前に読める事はない。「"CN9"は最近、急増してる極秘企画の1本だ。エージェントやマネージャーに脚本を読ませずに、どうやって俳優に云えろと。仕事にならんよ」と、ベテランのマネージャーは云う。「もし俳優がラッキーなら、オーディション会場に行って、後ろで誰かに監視されながら、本読み出来るとは思うが、こう云うケースは、Woody AllenやSteven Spielbergの時にしか有り得ない事だったが、今じゃ、業界全体に蔓延してる」と。エージェント達に訊くと、最近あったケースでは、Universalの"Battleship"やFoxの「猿の惑星」の前編”Rise of the Apes"、"X-Men: First Class”"Twilight Saga"シリーズ、そして"The Hobbit"等でも同様なケースがあったと云う。エージェント達に云わせると、俳優に関しては、スーパーヒーロー役には新人を使い、ベテランスターには興味ないのだと云う。アメコミ映画の主演を狙ってる役者達で、脚本全部を読めた者はいなかったらしい。なぜ、こう云う事を?理由は簡単、セキュリティだ。プロデューサーやスタジオの重役が、脚本をエージェントに送信、配達すると、自動的にエージェンシーの図書室の蔵書になる。ここにはエージェンシーで働く新入社員が自由に立ち入る事が出来、当然、勝手に極秘企画も閲覧可能になる。これが問題の始まりで、新入社員は勝手に外に持ち出して、ライバルエージェンシーの社員と交換したりする事も少なくない。これがネット上に掲載されたらおしまいだ。ネットでこき下ろしても、ストーリーを暴露しても違法にはならない。「日に60人位しかアクセスのないブログだと、大したダメージはない」と、秘密主義はバカバカしいと考えるエージェントは云う。「もっと重要なのは、公開前の映画がネット上にリークされる事の方が心配だ」と云う。最近公開されたChris Nolanの "Inception"は、極秘を守り通して大ヒットした映画だ。次回作とされる"Batman"と"Superman"でも同様に公開まで完全極秘で製作される。アメコミ映画は最近、このパターンで製作されているが、ゲイ映画がこう云う扱いをされるのは初めてではないかと.....。
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