Sunday, August 29, 2010

Occupied City


1948年、東京豊島区の帝国銀行(現・三井住友銀行)椎名町支店で毒物殺人事件が発生。戦後の混乱期、GHQ占領下で起きた事件で、未だに多くの謎が解明されてない、「下山事件」「三鷹事件」と並んで「昭和の3大迷宮入り事件」の一つとされている。閉店間際の支店に厚生省技官の名刺を差し出した男が、銀行職員12名に「近くの家で集団赤痢が発生した。GHQが行内を消毒する前に予防薬を飲んでもらいたい」と青酸化合物を呑ませ、職員は全員死亡。男はキャッシュと小切手を盗んで逃走。事件発生7ヶ月後、昭和天皇もクライアントにしていた北海道在住のベテラン画家の平沢貞通が逮捕され、何度も獄中自殺を何度も図るが失敗。死刑を宣告されるも、関係者の間では「冤罪」の文字を拭い去る事は出来なかったのと、歴代の法務大臣が執行命令書に署名しなかった為、死刑は執行される事はなかったが、1987年、八王子医療刑務所で獄死。95歳だった。後年、GHQの機密文書が公開され、1985年、読売新聞で以下の事実が報道された。犯人の手口が軍秘密科学研究所が作成した毒薬の扱いに関する指導書に一致。犯行時に使用した器具が同研究所で使用されていたものと一致。1948年3月、GHQが731部隊捜査報道を差し止めた。この報道後も、平沢はついに生きて拘置所から出ることはなかった。この希有な事件に、東京在住の英国人ノンフィクション作家David Peaceが注目し、英語圏でこの事件に関する本"
Occupied City"を執筆。先月、Warner Bros.でハリウッド映画化される事が決まった。決め手は、これは単なる日本ドメスティックな事件ではなく、米軍が関与してるかもしれないと云う事。「南京大虐殺」の事実を今、握っているのは日本ではなく、米軍である事。そしてそれをひた隠す米政府。これにWarner Bros.が飛びついた訳だ。主演も監督も決まっていない。プロデューサーはBruce Willis主演の"Cop Out"のPolly Cohen Johnsen。製作開始の目処は未だ経っていないが、非常に興味のある企画.....。

経済産業省は28日、日本のアニメやファッションなど文化関連産業を育成する専門部署を、来年度に新設する方針を固めた。経産省は製造業をはじめとする「従来型産業」の振興に力を入れてきたが、海外で根強い人気がある日本のアニメやファッション産業などを、新たな輸出産業に育てる狙いがある。新設されるのは「クリエイティブ産業部」(仮称)で、担当職員は50人程度の人員を想定している。2011年度予算の概算要求の組織改正案に盛り込む。政府は新成長戦略で、ソフト産業で「20年にアジア市場で1兆円の収益を上げる」目標を掲げている。新設部署は、映画やアニメの制作に関する資金調達、流通ルートの確保などを支援する方向だ.....。まずこの愚作を立ち上げたのは、省内にいるアニメオタクの存在。「アニメはカネになる」と思っているわけだ。「輸出しまくれば、日本のポジションも安泰かも?」みたいなレベルの頭しかない。このYouTube全盛の時代にだ。忘れちゃいけないのが、広告代理店。当然、間に入るわな。金が動いたらゴッソリ持って行く。末端の孫請け製作会社に雇われてるアニメーター達は毎月9万円で絶え凌いでる訳だ。昨秋のWall Street Journal紙上でも実名で取材してた。状況は何も変わっていない。代理店の他に官僚が加わっただけだ.....。

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