Sunday, October 17, 2010

Japan-Korea Join Forces to Battle Hollywood

アジア映画市場が騒がしい。中国市場は世界中の映画プロデューサーにとって羨望の的だが、日本、韓国も黙っちゃいない。この中国市場の膨張に負けてはならんと、日本と韓国がタッグを組んだ。先日、開催された釜山国際映画祭で、世界2位の市場を持つ日本のプロデューサー達と、世界10位に位置する韓国のプロデューサー達が、中国の映画人抜きにこの件について話し合ったと云う。「中国市場の膨張は誰にも逆らえない」と韓国プロデューサー協会の会長は云う。しかし中国は別にして、日韓の強敵は中国だけでなくハリウッドもカウントされる。協会によると現在、韓国の観客が観ている映画の85%はハリウッド製映画で、その数は3Dで更に上昇していると云う。解決策の一つとして、より高額な製作費を得る為に、日韓の共同製作は無視出来ないと云う。韓国市場で日本映画を観られる様になったのはここ10年。最近では、両国の監督が互いの国で製作をやっている。しかし過去20年、日本のプロデューサー達は、アジアとの共同製作に相当手をこまねいていると云う。「共同製作作品だからと云うのは”売り”にならない」とある日本のプロデューサー。「どっちの国の映画かハッキリさせないと興行は無理。両国の作品と云うのは有り得ない。二兎追うものは一兎を得ずだ」とも。映画の国籍を指定するだけではダメだ。一番大変なのが資金調達。在日韓国人レスラー力道山の伝記映画をやったプロデューサーは「当初、製作費は折半する筈だったが、日本側の製作委員会が頓挫した為、全額、韓国出資となった」と振返る。韓国映画躍進の鍵を握っているのが半官半民の映画組織KOFICの存在だ。「この団体が多くの日本の出資を韓国にもたらしている」と云う。「日本映画界は内向きにならず、アジア進出に積極的になるべきだ」と日本人プロデューサー。日本映画界が中国進出に躊躇する理由は、扱う題材が「戦争モノ」になってしまう為、及び腰になってしまうのも理由の一つだと云う。

歴史的に見てそうなんだが、日本映画は外部に弱い。本当に弱い。合作がヘタ。共同製作がダメ。とにかく出資だけにしといた方がいいんじゃないの?特にアジアとの共同製作はダメね。数年前のJohn Woo監督作品"Red Cliff"は奇跡的な大ヒットを飛ばしたが、前後して全くと云っていいほど当りはない。"Red Cliff"は内容からして中国映画で、あの映画にあのAvexが出資したなんて誰も気づいてないだろう。「合作」、「共同製作」とは本来こう云うモンだ。無理に「二つの文化の融合」とか「異国間の理解」とか狙った映画はまずクソと見ていいだろう。このトピック、もの凄く長くなるので、この辺にしとく.....。

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