これを読んで、「またか!」と叫んでしまった俺。英国在住米国人映画監督Terry Gilliamの次回作にカネが集まらないで四苦八苦してると云う記事。Terry Gilliamの積年の映画企画"The Man Who Killed Don Quixote"がまたまた頓挫。世は未曾有の不景気。いくら低予算映画でもカネはそう簡単に集まらない。この夏にも予算が集まる予定だったらしいんだが、映画祭に出席中の同監督曰く「1ヶ月半前に万策尽きた」と告白。「本当はこんな所にいる場合じゃない。今頃、新作を撮影してる筈だったのに」と残念がる。しかし本人はまだやる気でいる。「ドン・キホーテ役にはRobert Duval、Ewan McGregorも出演する。だから新しい出資先を探してるんだ」と云う。Gilliamはこの企画に何十年も時間を割いて来た。 10年前に一度、フランス人俳優をキホーテ役に据え、Johnny Depp主演で映画化を試みたが、製作途中で映画は無茶苦茶で、撮影開始直後、フランス人俳優は病院に運ばれ、上空に飛行機が飛んで来たりと、全く撮影可能な状態ではない、つまり準備不足のまま撮影が開始され、ついに開始1週間後に崩壊。保険会社は一斉に手を引いた。この時の模様は2002年に公開されたドキュメンタリー映画"Lost in La Mancha"の題材として公開された。マスコミは以降、「ドン・キホーテの呪い」として囃し立てたが、監督本人は一切気にしてないと云う。「ドン・キホーテのキャラは見てていつもワクワクする。多分、一番怖いのはこのキャラの映画を作る事かもしれない」と。今の時点で、同作の撮影再開の目処は全く立っていない.....。
iPhone 4 inside a SLR Cannon body. from Aniebres on Vimeo.
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