Tuesday, May 29, 2012

Nuke Workers Wanted

フィリピンで知った福島第一原発の実情

昨年の311津波、福1の原発事故からまもなく1年が経過しようとしています。本件に関する記述は他の国内優良サイトにお任せしていましたが、最近、避難先の在フィリピン疎開者として、看過できない問題に遭遇しました。なんと、現地の知人のところへ次のような勧誘があったそうです。

日本の原発事故現場で働くフィリピン人を大募集、日当は10万円

通常、フィリピンの日本滞在は観光ビザで数日程度しか認められず、労働ビザを取得するのも煩雑です。今回の募集内容では、ビザに関してはプロモータ側が全 部面倒をみるとのことで、給与も破格に高額です。この話が舞い込んだフィリピンの地方都市は、一般公務員の月給が日本円で3万円くらいですから、この日当が彼らにとって信じられないほど魅力的に映るのは想像に難くありません。

もっとも、芸能人として入国し、飲食店等で働くフィリピン人女性の実例から類推すれば、10万円と謳われる高額日当も、住居費、食費、交通費とあらゆる名目の経費が差し引かれ、本人の手に渡る額は多くて1万円程度に減らされるのは目に見えてます。私の知るフィリピン人女性は、たこ部屋生活で月給2万円以下で働かされ、欠勤やトラブルがあればそこからまたペナルティーが引かれ、いつまでたってもお金を稼いで帰国するという夢が叶わない状況に追い込まれていました。現に、この原発作業員募集でも日本への渡航に20万円かかるとされています。高い時で6~7万円が相場ですから、その3倍以上です。

これを仕切っているのが現地プロモーターと日本の暴力団(ヤクザ)です。知人によると、福1外国人労働者の募集は、フィリピンの他、ベトナムやインドネシ アでも行われていると聞いてるそうです。フィリピンは貧富の差が激しく、国内労働市場が未発達で、多くの出稼ぎ労働者が海外に働き口を求めます。給与水準 は前述の通りで、定期収入があるだけでかなり恵まれた条件と見なされます。経済の格差はそのまま教育水準にも反映し、海外の有名大学に進学する若者もいれ ば、子供のころから学校に通えない子もいます(公共教育は有料)。

この募集は、経済的に苦しく放射線、放射性物質の危険性を十分に理解できない貧困層に狙いを絞ったものであると、私は想像します。都会を除き、こちらの一 般的な医療水準は低く、難病であれば、ほとんど満足な治療を受けられず死に至ります。それよりも、治療費が払えず、医療を受けられないまま死を迎えるケー スも多いと聞きます。日本人の目から見れば、病人・死者の扱いはかなりぞんざいであるように見えます。そして、その社会状況こそが、核で汚染された危険な作業場にフィリピン人労働者を抜擢する最大の理由なのでしょう。病気や障害者になったら本国に送り返して終わり、言葉の壁以外にも、保障制度が未発達なこ ちらでは、東電やその子会社、日本政府に補償請求をするという発想すら浮かばないかもしれません。

日本に残るジャーナリスト、もしくはこの件に関心のある方にお願いします。福1で働く外国人労働者の実態を調べて欲しいのです。彼らが不当に危険な環境に 晒されているとすれば、それは国際問題にも発展しかねない由々しき問題です。何よりも、人の弱みに付け込み人を陥れるようなやり口は、日本人としての良心 がそれを許しません。私も、この件で再び筆を執る必要性を感じています。

■外国人労働者を採用するもう一つの理由は?

ここからは、123便事件と関連して外国人労働者採用の問題を考えたいと思います。外国人労働者の採用は前述のとおり、「出身国の社会制度の不備に付け込んで、病気・死亡時に責任問題を回避できる」というメリットが考えられますが、もう一つ見たこと聞いたことが表に出にくいという利点も考えられます。被採用者が日本人であれば、そこで見られたものの情報がどうしても口伝えで漏れてしまいますが、その点、日本語に不案内で教育レベルも低い労働者ならば、見たこと聞いたことが外に出にくいのも頷けます。(日本の黒い霧)

1年前にも聞いた、「東南アジアでの原発作業員募集」。やっぱ事実だったわけよ。日本国内だけで解決出来る問題じゃない。100年近く前の小説「蟹工船」にも朝鮮人や中国人労働者が描かれてたが、あれは空想のキャラではなく、実際、日本に出稼ぎに来てたわけよ。日本の悪質ブローカーの計らいで。「国内だけで人員がいずれ足りなくなる」との質問に、原発担当相の細野は「外国人の手に委ねるわけにはいかない!」とテレビで断言してたんだが、こう云う事実を知ってんのかな。とにかく現場で何が起こってるのか、担当大臣すら分かってねえ様だ.....。


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