Thursday, January 31, 2013

EXT. SHIMOKITAZAWA - NIGHT

前回下北に来た鮮明な記憶ってのはないんだが、いつだったか、老舗ゲイ雑誌の元編集長に会ったのがここだった様な気がする。本人はゲイじゃないんだが、日本初のゲイ雑誌って事で、全アジアで大人気だったらしい。

それはどうでもいいんだが、下北沢に来た理由は、ここでセミナーがあると云うので、歯医者の後、井の頭線で下北へ直行。しかし、この街も暫く来ない間にすっかり廃れたねぇ。以前も人気スポットの割には、えらい所帯染みた街だな、くらいにしか思わなかったが、今日久々に来て、廃れ感が倍増した感じだった。で、時間があったんで、駅近くの茶店で1時間暇を潰す。やっぱWi-Fiが入る店はいいね。これなしに経営が成り立つのか?って思っちまう今日この頃。

6時半開場って事で、7時前に行く。まあ狭いイベント会場で、50人入ったらもうお終いね。今日のお題は「助成金で映画を作る」。主催は「カネのないインディーズ映画を助ける会」みたいな非営利団体。昨今、不景気なもんだから、余計インディーズ作家には切実なトピック。とにかく「日本の助成制度はクソ」「邦画インディーズ自体、世界から煙たがられてる」ってのが印象に残る。特に後者は、「日本のインディーズは震災ばっかで、それ以外はネエのか?」ってのが、世界中の映画祭で云われてる事らしく、日本から来た映画は観ずに落選させてしまうらしい。日本の監督に面と向かって「日本の映画はダメだ」と云うとこもあるらしく、司会は「まあ、大袈裟だと思うんですけどね」と云うが、俺に云わせりゃ、全く的を得たコメント。邦画は確かにクソ。国際マーケット等で、企画を世界中の映画人、特にプロデューサー等に営業する「ピッチ」コーナーがあるんだが、日本人特有の「世界観」と云うキーワードは世界で嫌われるらしい。アニメやゲームならまだしも、低予算邦画で世界観もクソもあるかって話。正直、2時間あっという間だったが、こんなにも金策に困ってる映画作家がいるのかって事で、政府は生活保護給付金も削減してる昨今、今日来た奴らが製作費を受給出来るのか?って事に違和感を感じる。完成させても公開する術を知らない、或いは、公開するレベルに達しない映画をどうしていいかも分からない輩を金銭的に助ける必要があるのかって話。デジタル時代で、映画と監督が粗製濫造されてるが、正直、日本は昨年500本も公開されたと云うが、そろそろ淘汰されてもいい次期ではないかと思う.....。

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